今日は、近くの市民農園でご近所の方が作られてる新鮮で立派な野菜をいただきました
今月は私の展示会などで、トシヤをショートステイに週一のペースで預けることになりました。
ショート先では利用時の様子を連絡帳で教えてくれますが、食事のことで気になることがありました。
「ご飯にふりかけだけで食べられました」とか「野菜は残しました」とか。
家でも今までは食べていたサラダなどを「いらないの!」と言って残すことがあります。
「野菜を食べないとご飯のお代わり出来ないからね」などと言って、なんとか食べさせてはいますが、野菜が苦手な感じが目につきます。
自閉症の人は大方偏食なことが多く、それが当たり前のようになってる感も否めないのですが、トシヤも少しだけありました。
トマト以外の生野菜が食べられなかったのです。
ただ、果物は大好きですから、そこまで悩んではいませんでした。
栄養学的には。
ところが、深く食べ物のことを学ぶと面白いことに気づきました。
自身に受け容れられる世界が狭いと、受け容れられる(食べられる)食べ物も少ない。
これは息子のような子どもたちをたくさん見ていると得心がいきました。
ならば、食べられる物を増やしていくことは、トシヤの成長になるな。
と、考えて、その後はいろいろと工夫を凝らして偏食をなすく努力をしました。
高校になってから5年間、トシヤは群馬の寮制の学校に行きましたが、その間に劇的に偏食が治りました。
生野菜も納豆も、お刺身も、全部食べるようになりました。
考えるに、寮で出される食事以外に食べるものはないから我儘が言えないこと、6人部屋で寝起きしていたこともあり、他者を受け入れることをしないとやっていけない環境だったこと、などがトシヤの偏食をなくしてくれた要因だったのでしょう。
偏食がなくなっていくに従って、トシヤも落ち着いて成長が見られるようになったと記憶しています。
さて、それから4年ほど経って、また偏食傾向が出てきたわけですが、また何らかの方策を立てねばならないようです。
子どものやることは親の責任。
自傷が増えていることもあり、頭の痛いことが山積みですが、出来ることからやってみるしかありません。