今日はまた梅雨空にもどって涼しくて生き返りますね。
わがやのプランターには毎年のように風船カズラを植えていますが、今年もまた小さな風船が膨らみ始めてきました。
前日のピーナッツを作る1年前には、すでに実験的にいろんな植物を純銀に変える創作を初めており、可愛らしいフォルムの風船カズラも何とかジュエリーに出来ないかな~と考えて、ペースト技法を試してました。
これは昨年の夏に作ったものです。
おそらく銀粘土をやっている人ならば、一度はホオズキとかそういうものに挑戦したいと考えたことがあるのでは?
でも、あまり作品を見かけないのは成功率が低いのではないか?と推測しています。
案の定、この風船ちゃんにペーストを均一に塗り破裂させないように焼くのはかなり難しく、成功率は20%くらい(当社比)だったと思います。
あまり若くてピチピチした風船よりは、ちょい枯れかかったものが粘土が乗りやすいので、こういうのを選びます。
中の種は焼き切れるのですが、空気が入っているので、隙間なく粘土を塗ってしまうと破裂して粉々になります。
何度かガッカリを繰り返し、やっとこの2個がまともに焼けました。
ペーストにわざとクラッシュした粘土を入れて粒々したテクスチャを出してます。
&銀線を蔓(つる)っぽく付けました。
非常に軽くてイヤリングに出来ます。
これもまた彫金スキルでは出来ない技法ですね。
また今年も挑戦してみます。