「追及・北海道警「裏金」疑惑」(北海道新聞編、講談社文庫)を読み終わりました。
北海道警察で、捜査報償費などの名目で予算化されていた現金をいったん受領後、署ごとに幹部が保管、本来の目的に使用せず幹部の交際費やヤミ手当てにあてていたという事件を描いたノンフィクションです。
まあ、このたぐいの行為は、合法か非合法か、課税か非課税かなどを問わず多かれ少なかれどんな法人組織にもあることで、幹部が「せめてもの役得」とつぶやきつつ、懐にいれたり、飲み食いしたり、ゴルフしたりしているのは間違いないことでしょう。
それにあまり目くじらをたてるのもどうかとは思いますが、やっているのが警察で、しかも額が家を建てられたり、競争馬を買えるほどとなると、世間も許しがたいのでしょう。(もっともこの本の中では、金額がそれだけ大きいことの客観的事実の指摘はなく、伝聞にすぎませんでした。もし、裏金が家や馬を買えるほどの金額で、かつ、そんな目立つ使い方をしたら税務署がほおっておかないような気もします。)
新聞記者が書いた文章ですので、けっこうこみいった事実をうまく整理して読みやすくなっています。ただ、ちょっと自己陶酔気味の表現が散見されて、しらけることもありました。
ネタもとはほとんど北海道警察内部のようですが、ある意味いろいろな秘密を守るのが鉄則であるはずの警察官がこれだけマスコミに内通してしまうというのもどうなんでしょうか。
北海道警察で、捜査報償費などの名目で予算化されていた現金をいったん受領後、署ごとに幹部が保管、本来の目的に使用せず幹部の交際費やヤミ手当てにあてていたという事件を描いたノンフィクションです。
まあ、このたぐいの行為は、合法か非合法か、課税か非課税かなどを問わず多かれ少なかれどんな法人組織にもあることで、幹部が「せめてもの役得」とつぶやきつつ、懐にいれたり、飲み食いしたり、ゴルフしたりしているのは間違いないことでしょう。
それにあまり目くじらをたてるのもどうかとは思いますが、やっているのが警察で、しかも額が家を建てられたり、競争馬を買えるほどとなると、世間も許しがたいのでしょう。(もっともこの本の中では、金額がそれだけ大きいことの客観的事実の指摘はなく、伝聞にすぎませんでした。もし、裏金が家や馬を買えるほどの金額で、かつ、そんな目立つ使い方をしたら税務署がほおっておかないような気もします。)
新聞記者が書いた文章ですので、けっこうこみいった事実をうまく整理して読みやすくなっています。ただ、ちょっと自己陶酔気味の表現が散見されて、しらけることもありました。
ネタもとはほとんど北海道警察内部のようですが、ある意味いろいろな秘密を守るのが鉄則であるはずの警察官がこれだけマスコミに内通してしまうというのもどうなんでしょうか。