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蛙と蝸牛

本の感想。ときどき競艇の話。

寝ても覚めても

2021年03月27日 | 映画の感想
寝ても覚めても

「役作り」なんていってキャスティングされた役になりきるようなことをする役者さんがいるそうで、演技していない時も役の人格のまま、憑依されたようになりきることができる人が素晴らしい、なんて聞く。
真面目にそういうことをやる人ほど、恋愛映画だと相手を(現実世界でも)好きになってしまいそうな気がする。

著名な映画賞を獲得したというのに濱口監督って全く知らなかったので、ミーハーにも作品を探して観てみた。なので、ヒロインが、世間を騒がせた?(主人公である東出さんの)浮気相手だとは知らずに見ていた。

東出さんは二役で、ヒロイン(唐田えりか)が最初に惚れる野生的な麦と、麦が行方不明になった後で恋人になる亮平を演じる。つまり、同じ女の人に二回惚れられるという役回りで、かつ、気まぐれなヒロインに振り回されるという筋なので、真面目そうな?東出さんがそういう気になってしまうのも仕方ないかな??などと思ってしまった。

蛇足だが、普通のサラリーマンである亮平を演じている時の東出さんは、いつも通りセリフ回しが?なイマイチなムードの役者さんなんだが、麦の場面ではとても魅力的に見えた。浮気事件?を契機としてワイルドな方面にイメチェンしてみてはどうだろうか。

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