主にオートバイ。時々クルマ。
なんだかんだと永年のブログです。
風に向かう刻
ちょっと気を抜くと
前回CBR1000RRに乗ったのが、
もう20日も前のフェラーリの友人と走ったのが最後。
物理現象というのは至って正直なもので、
メインキーをONにしてみると、
そろそろ寿命も近い2年物のバッテリ電圧がしっかり下がっていました。
起動シーケンス中の負荷時で10.9V(非スターター駆動)
写真のような解放時で12.25Vという数値でした。
外気温が10℃を割っている状態では、まあまあという感もありますが
20日もセキュリティ作動状態で放置してあっては少し心許ないので
目下、補充電を行っているところです。
なにやら最近、乗る度に充電をしている感もありますが、
冬のリッターSSの押しがけにはトラウマもありますので(笑
不安要素は払拭しておくべきですよね。
私のCBRは、装備重量でも200kg程度の軽いバイクではありますが、
高圧縮の1000cc4気筒エンジンの押しがけはかなりしんどいのです。
勢いをつけてから飛び乗って、荷重をかけた上で失敗すると
そもそも足が満足についていませんのでコケる可能性も高いですしね。
これだけバッテリの補充電の頻度が高まると、
用品店などで販売されている、
充電用のカプラー取り出しキットが欲しくなったりもします。
(バッテリ端子部分から直接ラインを引き出し、
カウルサイドなどの隙間からカプラを出して、
外部からカプラーオンで充電するものです)
手抜き性の私としてもとても魅力的に見える商品なのですが、
用品店で手に取るたび『やっぱ不安だよなぁ…』と買いかねています。
実際、バイクで走行中に車載の電圧計の値を観察すると、
オルタネータから出力される非常に不安定な電圧が、
レギュレータを抜けてくるとはいえ、
14V程度から~15Vを超える値まで常に変動している様子が見てとれます。
それを考えると、充電器の14.6V程度の負荷がかかっても
簡単に壊れるとも考え難いのですが・・・
どうにも電気バイクのECUや電装部品を繋げたままの状態で
数時間もの間、充電の負荷をかける気にならないのですよね。
さりとて、アース端子を外してから充電するのであれば
バッテリを下ろして充電しても大して変わりはありませんし・・・。
そんなわけで、ついつい買うに至らないのが現状だったり。
用品店のクイックチャージカプラは、
ただの防水カプラの加工品だと思いますが、5,000円ぐらいしますし。
『この手の商品があるという事は、大丈夫なのかなぁ』
などとまた堂々巡りを繰り返していると充電が完了致しました。
ま、こんなものでしょうか。
ひとつの判断基準としての電圧は、問題ない範囲に見えます。
が、容量はぼちぼち余裕がなくなってきている実感もあります。
最近の状況を鑑みて、ふと我に返ってみると、
『バッテリ充電の為にオートバイに乗るとか最低だよな・・・』
などと自嘲する酷い状態になりつつありますが、
世の中のライダーの皆様にも、
どなたも私と同じような葛藤があるのだとも想像します。
うーん、なんからしくないなぁ(笑
妙な感じなのは、晩秋だからかしら。