主にオートバイ。時々クルマ。
なんだかんだと永年のブログです。
風に向かう刻
秋のあしあと。
日中、どうしても必要な用事があって出掛けました。
その時はカブだったのですが、
走りながら『残りの時間をなにか有意義に使いたいなぁ』と思い
自宅に戻るとすぐ、軽く準備をして
ライディングシューズをブーツに履き替えました。
カブの時には、かなり寒く感じたメッシュジャケットですが
CBR1000RRなどの、高度な整流効果を持つカウルでは全然寒くありません。
エンジンも相変わらずアツアツでフレームまで熱が簡単に伝わる為、
多少寒くても、横風が無い日には意外なほど快適だったりします。
カブから瞬間的に乗り換えると、
その足周りの良さから極端なオーバーステアに感じられるCBRですが、
電子制御ステアリングダンパーの効果がカットされる低速域で
体と頭の感覚を合わせながら、鼻歌交じりで進んでゆきます。
まずは、週末は県内外のライダーが多く立ち寄るマッ缶公園へ。
普通は平日になかなか来られるものではありませんが、
平日の午後に立ち寄るとよくいる、
仕事をサボって駐車場で昼寝しているらしい車が今日も数台。
ライダーは、私が到着して比較的すぐに来たアメリカンバイクだけでした。
風が無く陽射しはポカポカなので、今日は冷たいMAXコーヒーです。
鏡のような湖面を臨み、少し惚けます。うーん気持ちいいです。
暫くして出発です。
目的地は、この時期大変混雑する【養老渓谷】エリア。
もう紅葉は終わりかけているようでしたが、
平日にも関わらず、それなりに人出はあるようで混んでいました。
道中、体の慣らしがてらバイクの上で積極的に荷重移動をしていると
”やる気(笑”に見えたのか、車が何台か道を譲ってくれました。
その度に申し訳ない気持ちになりながら、
左に振り向いて、左手と頭で「ありがとう!」と追い越させて頂きました。
別に決まり事があるわけでもなし、
速いクルマやバイクに譲ってあげる義務なんて微塵もありませんが、
サンデードライバーよりも、
平日のドライバーさんの方が譲ってくれる事が多いですね。
厚意に感謝し、心を温めながら、
40%ぐらいの感覚で余裕を持って走り【粟又の滝】エリアへ。
ここは急に混雑の度合いが増し、不思議に思っていると・・・
案の定、道の両脇には大量の路上駐車の四輪車が。
そこに散策の歩行者が、車道にはみだして歩くわけですから大変危険です。
四輪のような明らかに交通の邪魔になるものを路肩に停めると、
死角が生まれ、安全のための退避区画が無くなり本当に危ないものです。
『みんなやってるし、別にいいだろう』じゃないんですよね。
首都圏では有名な観光地ゆえに、容易に想像できる障害なのですから、
千葉県警はスピード違反以外の取締を少しでもやればいいのになぁ。
観光用の歩道があまりない場所なので、
路肩を歩く歩行者に細心の注意を払いながら粟又の滝前を通過。
県道81号(清澄養老ライン)は渓谷沿いを走るタイトな峠区間ですが、
道路の両脇に茂る木々を見ていると、もう紅葉も終わりかけという感じですね。
混雑エリアを回避し、しばらく走って落ち着いた辺りで。
以前紅葉と一緒にバイクの写真を撮った、
渓谷の上に架かる赤い橋があるのですが、
そこの紅葉はすっかり枯れ果てて散って居ましたので、ここはその先です。
名ばかりの高原ではありますが、(標高300m程度です)
千葉随一の高地である麻綿原を抜け、小湊へ下る手前の自販機コーナーで休憩。
程良く冷えた体表の温度に気を引き締められつつ、
『肌寒いぐらいが一番気持ちいいなぁ・・・』などと思いながら
少しだけ陽に当たり、筋肉をほぐしました。
残りの時間も少なくなって来ましたので、
年末恒例の工事渋滞も、行きで大体の箇所を把握していたので回避しつつ
普段は通らない内陸のショートカットルートを選択して帰路に。
帰りのショートカットが効いたのか、
走行距離は意外なほど少なくなりました。
極めてまったりと走っていたので、燃費も上々でした。
走行距離:【 113.1km 】
ガス消費:【 7.18l 】(134円/l)
燃費 :【 15.75km/l 】
もう秋も終わりなんですね、なんだか切ないです。
でも、きたる冬もひたすら楽しく、安全に走り回りたいですね♪