ふぁ~むずの一歩 ~ 見えないものが見えてくる♪

Runブログ。最近トレラン始めました。練習嫌いのおっさんがもがく日々を綴ります。

兵庫陶芸美術館で陶芸講座。

2010-10-10 07:40:47 | 日記
先週のことですが、
兵庫陶芸美術館に行ってきました。

「型づくりされたうつわに上絵付けしよう」という講座に参加。
有田焼の代表的な窯元である柿右衛門窯の職人さんが
上絵付けの実演と指導をしてくれるんですよ。

柿右衛門窯では、工程ごとに職人さんがいて、入社以来ずっと
その工程だけを担当されるそうです。
今回来ていただいてた線描〔せんがき〕の職人さんは35年、
濃み〔だみ〕の職人さんは22年のキャリアだそうです。

線描というのは、輪郭などの線を描く工程で、
濃みは、輪郭線のなかを塗りつぶす工程です。
ちなみに濃みの職人さんは女性ばかりだそうです。
きっと、男女で得意不得手があるんでしょうね。



職人さんが実演してお手本をみせてくれた後、早速制作開始です。

お皿にはすでにカーボン紙のようなもので転写された下絵が描かれてまして、
その上から輪郭線を描き、色をつけていきます。まぁ塗り絵ですね。


こちらが見本。




まずは線描です。
簡単だろうと思ってやりはじめたんですが、結構難しかったです。。
細~い線が描けないんですよね。それに線も、上からなぞりました、
という感じになり、流れるようなしなやかな線とは程遠いです。


濃みも難しかったです。
職人さんはいとも簡単に
花びらの小さな丸も、外側から内側にかけてくるくると塗ってましたが
ボクがやると、筆を”ちょん”とつけるだけで終わっちゃいます。



初心者が数十年のキャリアをもつ職人さんと同じようにできるわけもなく、
今回もNG作品になりそう。 期待せず焼きあがりを待つことにします。

今回の収穫は、
柿右衛門窯の作品がお高い理由が納得できた!
ということですね。
ちなみに直径20cmくらいのお皿で3万円くらいします。
柿右衛門窯ではすべて手描きで、
細かい絵が多く、それだけ職人さんが頑張ってるということですね。
実演でも、簡単そうに描いてはいましたが、1つ1つ丁寧丁寧にやってたので
1枚仕上げるのに絵付けだけでも相当な手間・暇がかかるようです。


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