ふくいんちょのつぶやき

山形県 米沢市 笹生歯科医院 副院長Kazuyoshiの
日常を通してのつぶやき

歯髄炎から歯髄壊死 そして歯髄壊疽

2011-09-02 06:31:12 | 歯について
  歯髄充血から歯髄炎から昨日の続きですが

  「歯髄炎」がおき症状がすすむにつれ、痛みの程度はひどくなり放置しておくと(かなりの激痛だと思いますが)

 
  歯髄組織全体が死んでしまいます。これを「歯髄壊死」といいます。

 
  この状態に細菌感染が起ると「壊疽(えそ)」になります。壊疽、つまり腐敗するとガスも発生しますから、
  硬い象牙質で覆われた歯髄の入っている空間の内圧は高まり、ズキン×2と痛みがでます。
 

  これをさらに我慢すると(耐え難い激痛だと思います)根の先から歯槽骨と歯ぐきを通って膿が
  飛び出してくることがあります。これが口の中にできると内歯瘻(ないしろう)。口以外の所、頬などにでると
  外歯瘻(がいしろう)といいます。

  ここまでくると膿やガスが外にでていますから内圧は下がり痛みが今までよりは楽になると思います。
  

  歯科治療では歯に穴を開け、膿やガスをだし内圧を下げることで痛みを小さくします。
  

  
 
  山形県 米沢市 笹生歯科医院 副院長のKazuyoshiでした。 
   
 
コメント
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