しばらく店長がアメリカ西海岸を旅行していて店をあけていたがなんやかんやで今日初めて帰国後に会った。おじいちゃんなので無事帰って来られるか心配だったが、まあひと安心だ。
お土産もらっちゃった。
SEATTLE MARINERSのTシャツとSTARBUCKSの何かだ。へえーけっこういいじゃん。ちゃんとSafeco Fieldで買ったんだってさーへえー
でもSTARBUCKSの何かは1号店じゃなくて1号店の近くの店で買ったんだってさー
なんかすいません…
そして
最近まで読んでた本
島田荘司「秋好英明事件」
これ文庫なんだけど800ページ近くあって、読むのに逡巡してたんだけどいざ読み始めてしまえばぐいぐいと読み進めてしまいとにかく面白かったです。というか、楽しい話では決してなく、昭和51年に福岡の飯塚という所で起きた内妻一家殺人事件をとりあげたノンフィクション小説なのです。この事件は以前読んだ島田荘司先生の小説「帝都衛星軌道」の中でもちょっと取りあげられていて興味があった。
満州生まれで貧しい育ちの一人の男(日本人です)が、34歳の時に内妻の家族4人を惨殺したとして裁判にかけられた。初めは自分が4人を殺したとしていたが、実は内妻(彼女は生き残った)がそのうちの3人を殺していて、彼女をかばうために自分が4人を殺したとしていたが裁判で証言する彼女の発言があまりに嘘で酷いので、本当のことを言います。自分たちは結婚を許してもらいたかったが反対され、ずっとひどい目にあわされ、こうなったら彼らを殺して我々も一緒に死のう、ということになり、内妻が3人を殺して、男が1人を殺した。でも内妻には生きてもらうことになり、自分は自殺をはかったが死に切れなくて逮捕された。4人殺しの罪をかぶるつもりだったが、内妻の証言は、かつて事実婚状態でそれなりに幸せだったときの自分の人格さえも否定するような酷い発言ばかりなので、そこまで言うか!本当はお前が3人を殺したくせに!という感じで、最初の発言を翻して裁判で戦うことになる。という話なのです。
これだけでは男も内妻も悪いし殺された家族が気の毒、ってしか思わないけど、読んでみるとこの男は小さいときからずーっと苦労しっぱなし(親の病気とか借金とか)だし働くことに関しては真面目だし、ただ女運が悪くてこうなっちゃったような気もするが、でもその一方小心でなんかマズイことが起きるとすぐ逃げ出して無断で仕事辞めちゃったりとかギャンブル癖がひどかったりとか、めんどくさそうな女に吸い寄せられて行くみたいなところも自分のせいだし、結局なるべくしてこうなったのだ。でも殺された一家も相当な人という描かれ方をしています。登場人物ほとんどひどいです。
結局男が1人しか殺してないというのは認められず死刑判決が出て、1976年の事件だがまだ執行されてなくて2016年現在は再審請求中だそうです。
あとがきで著者自身がこの内妻に会いに行った時のことにもふれられていたが、その後、新しい家庭を持って普通に、かどうかはわからんが、暮らしているらしい。なんか…3人やったかもしれない女と一緒になるそのお相手のかたも、なんかすごいね…
お土産もらっちゃった。
SEATTLE MARINERSのTシャツとSTARBUCKSの何かだ。へえーけっこういいじゃん。ちゃんとSafeco Fieldで買ったんだってさーへえー
でもSTARBUCKSの何かは1号店じゃなくて1号店の近くの店で買ったんだってさー
なんかすいません…
そして
最近まで読んでた本
島田荘司「秋好英明事件」
これ文庫なんだけど800ページ近くあって、読むのに逡巡してたんだけどいざ読み始めてしまえばぐいぐいと読み進めてしまいとにかく面白かったです。というか、楽しい話では決してなく、昭和51年に福岡の飯塚という所で起きた内妻一家殺人事件をとりあげたノンフィクション小説なのです。この事件は以前読んだ島田荘司先生の小説「帝都衛星軌道」の中でもちょっと取りあげられていて興味があった。
満州生まれで貧しい育ちの一人の男(日本人です)が、34歳の時に内妻の家族4人を惨殺したとして裁判にかけられた。初めは自分が4人を殺したとしていたが、実は内妻(彼女は生き残った)がそのうちの3人を殺していて、彼女をかばうために自分が4人を殺したとしていたが裁判で証言する彼女の発言があまりに嘘で酷いので、本当のことを言います。自分たちは結婚を許してもらいたかったが反対され、ずっとひどい目にあわされ、こうなったら彼らを殺して我々も一緒に死のう、ということになり、内妻が3人を殺して、男が1人を殺した。でも内妻には生きてもらうことになり、自分は自殺をはかったが死に切れなくて逮捕された。4人殺しの罪をかぶるつもりだったが、内妻の証言は、かつて事実婚状態でそれなりに幸せだったときの自分の人格さえも否定するような酷い発言ばかりなので、そこまで言うか!本当はお前が3人を殺したくせに!という感じで、最初の発言を翻して裁判で戦うことになる。という話なのです。
これだけでは男も内妻も悪いし殺された家族が気の毒、ってしか思わないけど、読んでみるとこの男は小さいときからずーっと苦労しっぱなし(親の病気とか借金とか)だし働くことに関しては真面目だし、ただ女運が悪くてこうなっちゃったような気もするが、でもその一方小心でなんかマズイことが起きるとすぐ逃げ出して無断で仕事辞めちゃったりとかギャンブル癖がひどかったりとか、めんどくさそうな女に吸い寄せられて行くみたいなところも自分のせいだし、結局なるべくしてこうなったのだ。でも殺された一家も相当な人という描かれ方をしています。登場人物ほとんどひどいです。
結局男が1人しか殺してないというのは認められず死刑判決が出て、1976年の事件だがまだ執行されてなくて2016年現在は再審請求中だそうです。
あとがきで著者自身がこの内妻に会いに行った時のことにもふれられていたが、その後、新しい家庭を持って普通に、かどうかはわからんが、暮らしているらしい。なんか…3人やったかもしれない女と一緒になるそのお相手のかたも、なんかすごいね…