生活

とりとめもなく

なかなかいいかも

2016年07月31日 14時13分23秒 | 映画
ちょっと前までNetflixという動画配信サイトのお試し加入してて、何個か観たので覚え書きとして記しておく。
園子温監督の「冷たい熱帯魚

でんでん主演でかなりヤバめの作品ということで気にはなっていたが、やっと観られた。
なんかいろいろ面白いが説明がめんどくさいのでいつもお世話になっているMovieWalkerから引用させていただきます↓

海外で高い評価を受ける「愛のむきだし」の園子温監督が実際に起きたいくつかの猟奇殺人事件をモチーフにしたサスペンス・スリラー。恐るべき裏の顔を持った男と知り合ってしまったがために、殺人の共犯者になってしまう男の悲劇を描く。気弱な熱帯魚店主の主人公を吹越満、彼を陥れる悪意に満ちた男をでんでんが怪演。
2009年1月14日水曜日午後9時11分。どしゃぶりの雨の中を一台の車が走っていた。車内には、小さな熱帯魚屋を経営する社本信行(吹越満)とその妻、妙子(神楽坂恵)の2人。娘の美津子(梶原ひかり)がスーパーマーケットで万引きしたため、店に呼び出されたのだ。その場を救ってくれたのは、スーパーの店長と知り合いの男、村田幸雄(でんでん)。村田は同業の巨大熱帯魚屋、アマゾンゴールドのオーナーだった。帰り道、強引に誘われ、3人は村田の店へと寄る。そこには村田の妻・愛子(黒沢あすか)がいた。村田は、美津子にアマゾンゴールドで働くように勧め、翌日から美津子は女子従業員たちに交じって勤務をスタートさせる。継母である妙子が嫌いだった美津子は、住み込みで働く“新生活”を素直に受け入れていた。しかし、無力なのは社本だ。恩人である村田の強引さに引っ張られるばかりで、全く為す術がない。しかも彼はアマゾンゴールドの裏側で、恐るべき事態が進行していることをまだ何も知らなかった。数日後、村田に“儲け話”を持ちかけられ、呼び出された社本。そこには顧問弁護士だという筒井(渡辺哲)と、投資者のひとり、吉田(諏訪太朗)がいた。門外漢の高級魚のビジネス話に大金融資を逡巡していた吉田だったが、堅実そうな社本の存在も手伝い、契約書に押印。だが直後、吉田は殺される。愛子が飲ませたビタミン剤に毒が入っていたのだ。「俺に逆らった奴は、みんなこうなっちまうんだよ」と社本を前に吠える村田。豹変した村田と愛子に命じられるまま、社本は遺体を乗せた車を運転し、山奥にある怪しげな古小屋に辿り着く。村田と愛子は、風呂場に運んだ死体の解体作業を慣れた手つきでやってのける。細切れにされた肉と内蔵が詰め込まれたビニール袋、そして骨の灰。何も知らない妙子と美津子を人質に取られた社本は、それらの処分に加担することになる。やがて社本は、村田の暴走と共に地獄を体験してゆく……。

っていうお話でした。20年くらい前に起きた愛犬家連続殺人事件をモデルにしているらしく、でんでん演ずる村田が、邪魔な人間を殺す殺す。そして「ボデーを透明にするんだよぉ」と言って、山中の民家の風呂場で跡形もなく処分しちゃうんですねー
なので物語後半は、朝びき新鮮ホルモンみたいなシーンが続きますよ。
村田の顧問弁護士の役で渡辺哲が、騙される顧客の役で諏訪太郎が出ていて、でんでん、渡辺哲、諏訪太郎がひとつの画面に収まるシーンなんかは、神々しいほどのオッサン度だった。眩しいほどであったよ。
本当に嫌な感じの話なんだけど面白かったなあ…
でんでんが好きだー!

もう1本観た、廣木隆一監督の「さよなら歌舞伎町

これも観たかった、というか観ようかなーどうしようかなーと思ってるうちに終わっちゃって観られなかったやつ。前田のあっちゃんが、嫌いじゃないんだけど、何というか、声がダメだ、受け付けない…顔とかは好きなほうなんだけどなあ…と思って警戒していた。
でもポスターとかで大々的に押し出されているほどあっちゃんそんなにでてなかった。出てなかったけどやっぱりなんか納得いかなかった。シンガーソングライターとしてデビューできるかどうか、みたいな役なのにあのギターと歌で納得させられるのか?気にしすぎでしょうか…
詳しい内容はいつもお世話になっているMovieWalkerから↓

「ヴァイブレータ」「やわらかい生活」と男女の心のひだを捉え衝撃を与えた監督・廣木隆一と脚本家・荒井晴彦のコンビが三度タッグを組み、歌舞伎町にあるラブホテルを舞台に身も心も剥き出しになる男女を描いた群像劇。脚本には「戦争と一人の女」で荒井晴彦と組んだ中野太も参加している。一流のホテルマンになれず今ではラブホテルに店長として勤めている青年を「ヒミズ」で第68回ヴェネツィア国際映画祭マルチェロ・マストロヤンニ賞を受賞した染谷将太が、青年の恋人で有名ミュージシャンになろうともがく女性をアイドルグループAKB48のメンバーとして活躍、卒業後も「もらとりあむタマ子」など話題作に出演する前田敦子が演じる。
歌舞伎町の一角にあるラブホテルの店長・徹(染谷将太)には、有名ミュージシャンを目指している沙耶(前田敦子)という恋人がいた。同棲中の二人は倦怠期のただなかにいる。彼らを軸に、ラブホテルで交差する男女5組を描く。

っていうお話でした。
なんか説明不足ですけど…
廣木隆一監督はこないだ観た、有村架純ちゃん主演のキラキラした映画「夏美のホタル」の監督さんです。こういうのも、ああいうのも、撮るんですね…
歌舞伎町にあるホテルを舞台にした一晩の群像劇で、かなり面白かった。自分の人生の道しるべになるかといったら、ならないですけど。そういう点では「冷たい熱帯魚」のほうがもっとならないですけど。
なんかよくわかんないけど村上春樹の「アフターダーク」という小説を読みたくなった(あれは歌舞伎町じゃなくて円山町だけど)。

あと、ドラマも1つ観た。Netflixオリジナルドラマ「火花

知らなかった、これも総監督が廣木隆一さんだそうです。おおー
又吉直樹さんのバカ売れした小説を原作にして、250万部売れたという実績を引っさげて、時間もキャストも贅沢に使った全10回のドラマです。ホントに、映画だったとしても、テレビドラマだったとしても、この間の使い方はできないなーというくらい時間を贅沢に使っている。というかもともと小説が短いからそうやって時間稼がないといかんのでしょう。
門脇麦さんという女優さん、今までよく知らなかったというか動いてるところを観たことなかったけど、もしかしたらこのドラマでいちばん良かったかもしれない、ちょっと好きになっちゃいました。

もっと観たいのいっぱいあったけど、お試し期間が終わっちゃったから退会しました。でもまた機会があったら入ろうかと思う。なかなか良かった。
コメント
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