家に帰ってきて跳ね回り、おトイレして、ご飯を食べて、安心してソファーでくつろぐさくら。
動物病院に行って、混合ワクチンとノミ・ダニ・フィラリア予防薬を投与してもらったのです。
さくらはとても恵まれていたらしく、前飼い主さんは拾った時から獣医さんで診察を受けさせてくれたのでした。それで、わたしたちもそのまま主治医の先生のところに継続して行くことにしたのです。
(先生はさくらのことを覚えていて、容姿の可愛らしさを褒めてくれたので、夫は内心鼻高々のようでしたよ)
キャリーで外出し、車に乗せた時は、多少びっくりしたさくらでしたが、待ち時間にうとうとし、診察を受けている間もとても大人しくされるがままで、先生と看護師さんに褒められるくらい。
日頃の暴れっぷりはどこへやらの、まさに猫かぶりお嬢様状態でした。
動揺したのは、別の診察台に大きなわんこが来て、悲痛な鳴き声で身も世もないくらい騒いでから。
ワクチンを打たれた時は平気だったのに、犬の声に怯えたのか、ここって大人の犬猫が恐怖の叫びをもらすほど怖い場所なんだと思ったのか、夫の腕の中でぶるぶる震えていました。
帰りの車中では、まだ落ち着かないものの怯えはおさまったらしく、わたしの膝の上で、にゃあにゃあと何か訴えていたのです。
で、家に帰ってほっと一息した次第。
それにしても、さくらは内弁慶だったんだね、と夫。
まだちっちゃいし、病院の記憶も朧気だろうしねえ。
今後通院するうちに、病院恐怖症になりキャリーに入るのも嫌がる、なんてことにならなきゃいいですが…。
(実家で飼っていた猫は車に乗せた時からか細い声で鳴き通し鳴いていて、キャリーに入らないから両親がかわりばんこに抱っこしていたものでした)