さくらさんがわくわくして上を見上げている。
どうしたのかと言えば…。
コンニチハ!Z(゜Д゜Z)
かまきりが飛んできて、サッシに止まっていたのでした。
ガラス越しの交流。ひょいひょいと手を出すのも、お上品なものである。
都会猫の娘さんに、直接かまきりを見せてみようかと思いました。
虫捕りの血が目覚めて、とっさにうちにあるもので捕獲。
エルが寄ってきて恐れ気もなく覗きこむ。あ…なんか嫌な予感…。
ぱっと金網に手を入れて、かまきりを触っちゃった!だだだ、だめ!
あんたはどうしてそう思慮に欠けるのっ。勢いでかまきりが籠から飛び出たでしょうよ!
肝心のさくらさんはと言いますと、実物はちらっと見ただけ。
「お外の生き物を安易に家に連れて来るべきじゃないと思う…」
そ、そうだね…。わたしがあさはかでした…∑( ̄□ ̄;)
案外冷静なさくらさんにたしなめられた気がして、かまきりをまたベランダへ。
動揺したかまきり氏がわたしの背中に駆け登って降りなくて、
しばらくナウシカとテト状態になったところを、猫らがサッシ越しに見物していましたが。
かまきり氏を元の場所に解放したら、さくらはまた身を乗り出して交流を試みていましたよ。
もしかしたら、リアルは駄目なのか…。
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大人になった今では虫の種類によって耐性が変わるのですが、
わたしは田舎娘なもので、子供の頃はよく虫を捕まえました。
だから小さな虫が家に入り込むと、猫らが手を出しかねている様子なのに、
素早くバシッと退治したり、外に逃がしたりできるのです。
ていうか、反応が遅いですな、うちの子たちは。
昔実家で飼っていた猫も、獲物をさっと取り上げると、いつまでもその場所を探していましたが、
猫って割とおっとりしているのかもしれない。
田舎育ちと言えば、今はお風呂を沸かすの楽だけど、
昔お手伝いでお風呂を焚いたことある?と夫に話しかけたら、
ある、というのでよく聞いたら、灯油を給油するほうだった。
あの…オガライトって聞いたことないですかね?(『ない』と夫)
あれを角にぶつけて程よい大きさに割って、新聞をちぎったのと一緒に竈に入れるんですよ。
で、新聞に火を点けて、オガライトに燃え移るようにするんですけど。
のちに24時間循環風呂を導入した実家、それでも湯温の維持が機械の仕事で、
水からお湯にするまでは普通に人力で焚いてましたよ。
文明って何それ食べられるの?