庭の「サツキ」続々咲き始めました。
いのしし宅でも一番古くからあります。
昨年までは2番目でしたが、
古木が枯れてしまいました。
平成21年8月に現代訳しました。
今から
216年前のいわきの1月から12月までが書かれています。
寛政十一年農家年中行事より
216年前・5月のいわきを
長谷川安道さんが書きましたものから。
(私達の「なるほど歴史塾」が現代文に訳したものから)
一.入梅は、
立春より百三十五日目、麦は、これよりは実が入らない。
色付き次第刈り伏せ、運び扱き、収納すべきである。
もしも、雨天が続けば、畝に刈りたおした麦から芽が生えてしまって
収納できず難儀したことも前に数度あった。
一.五月五日は、
軒に菖蒲(しょうぶ)、蓬(よもぎ)を葺き、柏餅・ちまきなどをこしらえ、
男子の節句とて、
大小の旗・幟(のぼり)、槍、長刀などを立て祝事をする。
又、舅(おじいさん、おばあさん)にあいさつをするのはいつもの通りだ。
朝のうち働き、
ただし田のしごとは(10時すぎても)遠慮しないで働くというのが
当国の風(くにぶり:地方の習慣)である。
又、今日より浴衣、惟子(かたびら)を着るようにする。
これも間に合わないのは、女房の恥である。
一.五月六日は、
雷公の歳越しといって働き(農作業)をやめて遊ぶ所もある。
これは俗説かそのわけは知らない。
今月中は、田植えが盛んでいつ、夜七つ時より晩六つ(午後4時~午後6時)すぎまで、
男女共働かなくてはならない。
朝四つ(午前10時)前は働くことだ。
一年中の飯料を植えることを始めを積立といい、しまいを早苗振(さなぶり)という。
麦こわ飯に、にごり酒、家ごと・門ごと農家の賑わいでめでたいこと。
小さなぶり・大さなぶりとて、
髪を整え月代を剃り遊びといえども油断あれば、
挽分に遅れ不作になってしまうものである。
天気次第にて、揚げを麦結束し、やぶ切りをしなければならぬ。
中でも、瓜・茄子・木綿・早(わせ)小豆などもっぱら手入れを急ぐべきだ。
田植えの祝いは、親類、近所隣りあわせまで、失礼のない付き合いをすることである。
一.伯楽が来て、馬の治療をする。
庭前に、酒を買って馬持ちの者が酒盛りをする。
農中の苦患を忘れて雑談をするのである。
と
二百十五年前のいわき・五月の行事等を
書いています。
五月五日の男の子のお祝いも
この時代にも行われ
現在まで続いているのが日本のすごいところ。
世界に誇りたい行事の一つです。
日本人としての誇りを
持てる瞬間です。
日めくりカレンダーより
☆男は、無口なくらいが
ちょうどいい
山梨県 主婦の方
3歳になっても言葉が出ない息子に
焦りを感じ始めていた時
偶然お会いした恩師に言われた言葉だそうです。
それ以来
不安になっても「これくらいでちょうどいい」
と思えるようになりました。
経験に学ぶのは大事なことですね。
何とかパソコンも動くようになりました。