私達が学んできた「日本が農業中心だった」歴史像を覆してきた
歴史家の一人である網野善彦著さんが書いた
「日本の歴史をよみなおす」を読んでみた。
(ちくま学芸文庫)
☆日本が農業中心社会だったというイメージはなぜ作られたのか
☆商工業者や芸能民はなぜ賤視されるようになったのか
など、
私たちが学んだ歴史像とは違う形として
日本の文明史的大転換期
中世に光を当てて農村を中心とした日本の均一性に疑問を呈し
貨幣経済・階級と差別・権力と信仰・女性の地位など
日本の中世の真実を
新しい史料と読み込み方を変えて読みなおして
多彩な中世の姿を表わしたと読みました。
読んでみて
日本の歴史について
「常識」に安易に学ぶのではなく
自分の頭の中で考え直すことが大事ではないかと。
貿易問題における農業の位置づけなど
国際社会で生きていくため
日本としての使命とは何かなど
日本社会の歴史を本当に学ぶのが大切だなと
考えさせられた名著だなと。
日めくりカレンダーから
☆ママの背中
かっこいいね。
東京都 自営の方
保育園の帰り
自転車に乗っていた
男の子が母親に言っていた一言でした。