最近、車を運転中に居眠りかなにかで反対車線に飛び出し、対向車と正面衝突して死亡したというニュースが多いですね。そこでこんなフランスからの論文を調べてみました。
The effects of coffee and napping on nighttime highway driving: a randomized trial.
Ann Intern Med. 2006;144:785.
(インパクトファクター★★★★☆、研究対象人数★☆☆☆☆)
対象は平均年齢21歳のボランティア男性12人で、片道100kmの高速道路を90分間(平均130km/h)で往復する(オイオイ、スピードの出し過ぎじゃない)トライアルをそれぞれが4回ずつ行いました。
それぞれが午後6時から7時30分の夕方と、午前2時から3時30分の深夜に運転をしました。
その際、運転の30分前に、仮眠を30分とる群と、カフェイン200mg入りのコーヒーを飲む群と、カフェイン15mgのみが入ったプラセボ用のコーヒー(飲む人はカフェインが普通に入っていると思っている)を飲む群に無作為に分けて、さらに対象者ごとに群の順番をランダムに変えました。
車内にビデオカメラを設置して運転中にセンターラインを越えて反対車線に飛び出す回数を調べました。(さすがフランス!やることが過激です)
結果は、反対車線への飛び出しが1回以下の安全運転?(1回でも飛び出したら安全運転じゃないのでは?)の割合は、夕方の運転では12人中12人の100%でした。
これに対して深夜では安全運転の割合はカフェイン15mgでは25%だったのに対して、仮眠群では66%、カフェイン200mg入りのコーヒーを飲む群では75%と安全運転の割合が高くなりました。
著者らはこれまで運転シミュレーターを使った研究はあったが、実際の道路で行ったのは世界で初めてだと強調しています。(こんな研究、本当に許されたの?)対象人数12人でインパクトファクター4つ星です。
今回の研究では助手席からブレーキなどの操作ができる車を使用し、インストラクターが被験者の運転を関したそうですが、それにしてもいろいろな意味で凄い研究です。
私はこの研究チームに今度、パラシュートの有用性を証明する無作為試験をしてもらいたいです。
ランキングに参加しています。ポチっとご協力よろしくお願いいたします
今は何位かな?
The effects of coffee and napping on nighttime highway driving: a randomized trial.
Ann Intern Med. 2006;144:785.
(インパクトファクター★★★★☆、研究対象人数★☆☆☆☆)
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それぞれが午後6時から7時30分の夕方と、午前2時から3時30分の深夜に運転をしました。
その際、運転の30分前に、仮眠を30分とる群と、カフェイン200mg入りのコーヒーを飲む群と、カフェイン15mgのみが入ったプラセボ用のコーヒー(飲む人はカフェインが普通に入っていると思っている)を飲む群に無作為に分けて、さらに対象者ごとに群の順番をランダムに変えました。
車内にビデオカメラを設置して運転中にセンターラインを越えて反対車線に飛び出す回数を調べました。(さすがフランス!やることが過激です)
結果は、反対車線への飛び出しが1回以下の安全運転?(1回でも飛び出したら安全運転じゃないのでは?)の割合は、夕方の運転では12人中12人の100%でした。
これに対して深夜では安全運転の割合はカフェイン15mgでは25%だったのに対して、仮眠群では66%、カフェイン200mg入りのコーヒーを飲む群では75%と安全運転の割合が高くなりました。
著者らはこれまで運転シミュレーターを使った研究はあったが、実際の道路で行ったのは世界で初めてだと強調しています。(こんな研究、本当に許されたの?)対象人数12人でインパクトファクター4つ星です。
今回の研究では助手席からブレーキなどの操作ができる車を使用し、インストラクターが被験者の運転を関したそうですが、それにしてもいろいろな意味で凄い研究です。
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