前回、うつ病治療薬パキシルの販売戦略のために、うつ病と診断される人が増加し、無駄な処方も増えてしまったことをお伝えしました。
しかもパキシルに関しては、効果がないということが証明された論文がたくさんあります。
Effectiveness of paroxetine in the treatment of acute major depression in adults: a systematic re-examination of published and unpublished data from randomized trials
CMAJ 2008;178:296
(インパクトファクター★★★☆☆、研究対象人数★★★★★)
この報告は、2006年12月までにパキシルの効果について研究された40の論文について、結果を総合的に再解析したメタアナリシスよばれるものです。
中等度以上のうつ病に対して、パキシルを投与された3,704名と偽薬を投与された2,687名に関して効果が調査されました。
上の図でいうと、中心の横線より縦線が下にあるものはパキシルが効果があると結論された研究です。中心の横線より縦線が上にあるものは偽薬の方が効果があった研究で、中心の横線と縦線が交差しているのはどちらともいえないという結論を出した研究です。
パキシルが効果があると結論された研究はほとんどありません。
この論文の著者たちは、パキシルは中等度から重度のうつ病に対して、偽薬と比較して効果があるといえないと結論づけています。
(原文↓)
Among adults with moderate to severe major depression in the clinical trials we reviewed, paroxetine was not superior to placebo in terms of overall treatment effectiveness and acceptability. These results were not biased by selective inclusion of published studies.
パキシルの添付文書には
「海外で7~18際の大うつ病を対象としたプラセボ対照試験において、有効性が確認できなかったという報告がある。24歳以上の患者で自殺念慮や自殺企図の発現のリスクが投与群でプラセボ群と比較して高かった」と書かれてあります。
どうしてこんな薬が900億円も市場があるのでしょうか?
↓原文はこちらからどーぞ
http://www.cmaj.ca/cgi/reprint/178/3/296
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しかもパキシルに関しては、効果がないということが証明された論文がたくさんあります。
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上の図でいうと、中心の横線より縦線が下にあるものはパキシルが効果があると結論された研究です。中心の横線より縦線が上にあるものは偽薬の方が効果があった研究で、中心の横線と縦線が交差しているのはどちらともいえないという結論を出した研究です。
パキシルが効果があると結論された研究はほとんどありません。
この論文の著者たちは、パキシルは中等度から重度のうつ病に対して、偽薬と比較して効果があるといえないと結論づけています。
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Among adults with moderate to severe major depression in the clinical trials we reviewed, paroxetine was not superior to placebo in terms of overall treatment effectiveness and acceptability. These results were not biased by selective inclusion of published studies.
パキシルの添付文書には
「海外で7~18際の大うつ病を対象としたプラセボ対照試験において、有効性が確認できなかったという報告がある。24歳以上の患者で自殺念慮や自殺企図の発現のリスクが投与群でプラセボ群と比較して高かった」と書かれてあります。
どうしてこんな薬が900億円も市場があるのでしょうか?
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