院長のひとりごと

私、竹村院長が食べ物から健康まで基本的にノンジャンルでかきつづります。

「避けて通れないお金の話・6」

2010年04月05日 20時51分09秒 | ノンジャンル
では、目標の貯蓄額を決めましょう。

老後に2~4千万足りない試算だったからざっくり3千万に設定でどうでしょ?

3千万円・・・

とてつもない額に思いますね。

これを30年で割ってみましょうか。

100万円/年 です。

月8万3千円。


・・・キビシくないっすか!?

家賃かよ!?って額だもんねぇ


じゃあ、妥協して2千万にしましょうか。

66万円/年。

月々5万5千円。


うーーーん





そこで、考え方を変えます。

貯蓄期間30年という長い時間を武器にしない手はない(武器にしろ、って意味です)

このお金を投資に回し、運用して増やすのです。

株を買ってボーーンと大きく一儲け!なんて話ではありません。

毎月毎月、決まった額を積み立てして投資信託を買うのです。

そして年利5%の運用成績を目指し、運用を続ける。

結論から言うと、この5%という数字は決して無謀な数字ではなく、

ごく常識的な運用をして得られるであろう常識的な数字です。

元本が割れるマイナスの年ももちろんあるでしょうけど、

大きくプラスの年もある。

30年運用したら平均で5%の年利にはなるってことです。

30年間で年利5%、この意味がわかりますか?


掛け金の元本が2.3倍になるってことです。

積み立て運用をする際には目標額と想定利率を定めます。

今回のように目標額を3千万円にして、想定年利を5%にすると

月々の積立額は・・・3万6千円弱です。

目標額2千万円で5%運用なら月々約2万4千円。


なんか光が見えてきた感じ、しません?


問題は自分の中にある「そんなうまい話あるわけねーだろ」と

凝り固まった疑念をどう払拭するかです。

投資信託は元本が保証されていないので、銀行預金とは違います。

郵便貯金ともタンス貯金とも違います。

日本人の金融資産割合の多くが、ゼロに等しいような金利しか付かないけど

元本保証のある「預貯金」であることをみると日本人の多くは

「元本割れ」をとても嫌う性格のようです。

もちろん金融資産が預貯金中心になるのは様々な理由がありますが、

リスクアレルギーのようなものが強いのではないか。


ただ、年利5%を目指し資産運用を始める!と決めるのであれば

勉強は必要です。

勉強して金融の読み書き能力(金融リテラシーという)を付けなくては

大事なお金を無駄に目減りさせてしまい、「院長のやつめーーっ!」と

筋違いの怒りを院長に向けかねません。


この金融読み書き能力とは「知らなかったために知らぬうちに損してた」

という事態を防ぐために必要な能力のことです。


金融の読み書き能力とは具体的にはどういうものでしょう?

例えば「外貨預金の際には円安になると得か損か」

   「実質金利と名目金利、利回りと利率の違い」

などをしっかり理解して、銀行の窓口横に置いてある、美辞麗句に飾られた様々な

金融商品のパンフレットを見て「これとこれとこれは、フザけた内容のゴミ商品」と

はじく事が出来るようになる能力のことです。


この、金融の読み書き能力はどうすれば身につきますかね~?