先の地蔵石仏の奥、元採石場入口の南側崖下に
長安寺跡多尊仏と言われている磨崖仏が在ります。
大阪府豊能郡豊能町切畑大円下所
この地方によく見られる阿弥陀を中尊にした逆修多尊磨崖です。
木代たぬきやぶの多尊磨崖仏と良く似ています。
三段の枠内に二十二体の合掌座像と一体の阿弥陀立像、一基の五輪塔が刻まれています。
追刻されているようで、配置が不規則です・・・
五輪塔の地輪に彫られた銘が一番古いようです・・・
この阿弥陀さまも、多くの人々の願いを受け止めて来た事でしょう・・・・・
沢山在った多尊磨崖・多尊石仏もこれで全てです・・・
北摂の石仏も残り僅か・・・