布目湖周辺にはダムによる水没を逃れた多くの磨崖仏が
ダムサイドに移動されています。
ダム周辺には幾つか地図が設置されており
副ダムの辺りの山側に「磨崖仏」と書かれているのですが
どうしても見つかりません。
ダム側には一基、何処からか移動された磨崖仏が在るのですが・・・
知り合いの伝手で現地の方を紹介して貰い
やっと謎が解けました・・・
奈良県山辺郡山添村北野 津越
布目湖の周辺を走っていれば嫌でも目に付くこの磨崖仏が
やはり地図に書かれていた磨崖仏でした。
移動された磨崖仏達の中で此れだけが例外。
水没逃れではなく周辺道路の整備時に拡張の為
家屋侵入路にはみ出していたこの磨崖仏を切り出して
ダムサイドに降ろしたと言うことです。
地図はすでに出来上がっており
表示場所を変更しないまま立てられ今日に至ります。
普通の人なら気にも留めないのでしょうね・・・
ちょっと下膨れの可愛らしいお地蔵さん。
土地の所有者に因んで「竹の倉地蔵」と呼ばれています。
この先の左手に上がって行く道から移動されてきました・・・