先週、会派で説明を受けた「補正予算案」の
中に、「抗原検査キットの無料配布(24万
セット約4億円)」というものがあり、愕然
としました。
↓ ↓ ↓
これまでにも学校や高齢者施設に配っていま
すが、他自治体はどこもやっていない税金の
無駄遣いなので、私たちは一貫して反対して
きました。
まさに、保坂区長のパフォーマンス!
医師会や医療関係者から猛反発の意見が区に
届いているというのに、なぜ、強行に進める
のか?
「医療現場が逼迫している!無症状であれば、
単に検査だけを急がず基本的な感染予防を引
き続き行ってください」
と、世田谷区医師会が悲鳴をあげています。
保坂区長がやっていることは優先順位が間違
っています。
「抗原検査キットが足りない!」
「医療機関で検査が受けられない事態も!」
「濃厚接触者でも、不安だと思うが、検査は
できれば症状がなければ控えてほしい」
と、各地の医療機関で悲鳴が上がっているこ
とが指摘されていました。
「症状が出たときに医療機関で受診してもら
う」これが基本ですよ。
貴重な医療資源(抗原検査キット)と税金を
無駄いして、医療機関に迷惑をかけて、ごく
一部の区民が無料配布に殺到とは!!
いや、区民(在住、在勤、在学)かどうかは
確認していないので、世田谷区と関係ない人
ももらっている可能性が高いです。
二子玉川で「5つもらったわ〜」と言ってい
る人がいた!」と、友人から情報がありまし
た。
家族の人数を書けば、その数もらえるという
こと。確認しようがないですから、いくつで
ももらえるということになります。
“お守り”の要素もある、と区は言っていまし
たが、とんでもないですね。
“お守り”として家の中にしまっておくより、
今、必要としている医療機関に、即刻、回す
べきです。
こんなこと、23区でやっているのは世田谷区
のみです。そりゃそうです、愚策ですから。
以下はツイッターに出ていたコメントです。
本質をついていますね。
それだけでなく、現場はもらいたい人たちが
殺到して大混乱で、整理券を配ることにした
ものの、(現場を視察した桃野議員によると)
9時20分頃には整理券配布終了。
「10時前に来たのになぜもらえないの?まだ
キットの数に余裕あるあるんだから配ってくだ
さい!」との声多数。…だったそうです。
区民の方が怒るのも当然です。
そして、
「もらえなかった区民からの苦情(と言うより
罵詈雑言)を受けるのは一般職員です」という
声も区職員から届いています。
現場で被害を受けるのは一般職員の方々。
しかし、保坂区長は幹部職員が何を言っても聞
く耳を持たないし、見せしめ人事をしたり…、
なので言うことをきくしかない諦めムードがあ
ります。
容認している議会にも責任の一端があると思い
ますが、少数会派の私たちは問題提起で世論に
訴えるしかない、という状況です。
今日(1/24)の日経新聞でも、以下のように
出ていました。
ここまで言われているのに、まだ無料配布を
続けるつもりでしょうか。
保坂区長は、即刻、世田谷区での無料配布を
止めるべき。
会派として、桃野芳文幹事長から区に対し
医療機関に寄付せよ!と申し入れしていま
すが、はたして区長はどうするでしょうか。
皆さま、「無料配布」につられてで喜ぶので
はなく、本質をしっかり見ていただきたいと
思います。
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