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昨日、「予算特別委員会」が終了しました。
保坂区長の逃げの姿勢、曖昧な言動、議会軽視の答弁…、等々で、
波乱気味だった予算委員会ですが、
なんと、66年ぶりに、修正案が可決された、という異例の結末と
なりました。
それは…
平成28年度の一般会計予算案(保坂区長が提出したもの)に対し、
山口委員(自民党)と高橋委員(公明党)から修正案が提出され、
まず、その修正案に対する賛否を決したのですが、(写真)
修正案に賛成⇒自民党、公明党、F行革(うちの会派)、希望の会、
すがや委員、ひうち委員⇒合計33名。(47人中)
修正の内容は、これから検討委員会が設置され議論されることに
なった庁舎建て替えについて、まるで「一部保存」となることが
前提のような調査費が約1000万円一般会計予算に計上されていた
ので、
最初から(議会の大多数がNOと言った)「一部保存」案ありきの
予算計上は容認できない、として、それを財調基金に積み立てる、
というものです。
うちの会派の賛成意見は以下です。(そのべ議員が意見陳述)
↓ ↓ ↓
2016年予算委員会 自公修正案に対する賛成意見
修正案に賛成の立場から意見を申し上げます。
本修正案は、第1庁舎と区民会館の低層棟の劣化調査と耐震性の
調査を目的とした費用を削除し、財政調整基金に積み立てる内容
です。
首都直下地震が必ず来るといわれている世田谷区において、現在
の庁舎では、災害対策機能がもたないことは明らかです。
仮に、第1庁舎、第2庁舎が倒壊しなくとも、その後、続く余震を
考えれば、立ち入り禁止となることは想像に難くありません。
第3庁舎だけで災害対策機能を果たすことは、90万人の命を預かる
には物理的に限度を超えております。
そのような中で、首都直下地震に対する災害対策機能の再構築は
最優先、最も急がなければならない世田谷区、最大の問題であり
ます。
こうして話している間にもフィリピン海プレートは刻々と動いて
いるのです。
にもかかわらず、新年度予算においても、なお景観や保存の議論
のための議論の芽を残し、災害対策を遅らせようとしています。
私たちは一刻も早く、庁舎問題を本来あるべき方向に軌道修正し、
災害対策が迅速に図れるよう、本修正案に賛成します。
↓ ↓ ↓
この修正案が可決され、冒頭で述べたように、世田谷区議会では
昭和24年以来、66年ぶりに、区長が提案した「一般会計予算案」
ではなく、一部修正された予算案が可決されました。
(ちなみに、うちの会派は、修正部分を除く一般会計予算にも
反対しましたが)
3月29日が、本会議(第1回定例会最終日)ですが、そこでも
前代未聞の緊急事態が起きそうな感じです…。
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