今日は、飯田橋にある
区政会館にて、「都区制度をめぐる課題」
という勉強会がありました。
これは、23区全体の区議会議員に呼びかけている研修会の一つ
です。世田谷からは8名の参加申し込みがあったようです。
講師は、特別区長会事務局次長の志賀徳壽さん。
【講義のポイント】
↓
●国の三位一体改革は「第一次地方分権改革」と言われていたが、
結果的には、国の財政再建が優先され、地方の自由度は拡大しな
かった。
●分権時代には、「 “都の区” 」(23区は東京都のもの、という意味)
の制度の廃止」と、「 “行政の一体性” の観念からの脱却」が必要。
●「定住自立圏構想」という新たな発想 by 総務省(2008年5月)
平成の大合併が行われ、3300あった地方自治体は1800になった。
しかし、未だ、小さな町村が1000も残されている。これ以上の合併は
進まないと考えられるため…
↓
人口5万人以上の自治体が、周辺の市町村と協定を結び医療、産業、
農業などを助ける、という新たなしくみを考えた。(まだ発想の段階)
●道州制について→いくつかの案が出されているが、未だ研究段階。
東京都に関しては、都が市の機能を内包したまま州になることは考え
にくいと思われる。
●今後の特別区(23区のこと)のあり方
これまでは「基礎自治体制の原則」がうたわれていたが、それよりも
「最適性の原則」が優先されるべき、という議論が生まれている。
以上、興味があるポイントを挙げましたが、講義はもっとボリュームが
ありました。
私にとっては、だいたいが復習的な内容でしたが、中には新たな情報
もあり、参加してよかったです。
余談ですが、大事なこと。
今日は確かに暑かった!夏日と言われる気温でした。
とはいえ、あそこまで部屋を冷房で冷やす必要はないと思いました。
隣に座っていた同じく世田谷の山木きょう子議員も「寒い~!冷やし
過ぎよね!」と言っていました。
こんなことでは、何が地球温暖化防止? クールビズ?
暑さがしのげる室温にすることは(特に勉強会の時は)必要だと思い
ますが、冷房を効かせ過ぎるのはやめてほしいです。
あー、これから暑くなると、また冷房との戦いの日々が始まるんだなぁ、
と思わせられた一日でした。