今週末(18日、19日)、区民会館と区役所中庭にて「世田谷未来博」
が開催されます。今日は会場設営の準備がなされていました。
お時間があったら、ぜひ、お出かけ下さい。
9月16日から始まった世田谷区議会「第3回定例会」が、本日、やっと
終了しました。
今議会は、「議員提出議案」や「決議」が複数出され、議会の活性化
という意味では、以前に比べると進んできたように思います。
が、そのたびに臨時の「議運・理事会」、「議運(議会運営委員会)」、
関係する委員会、等々が開かれ、臨時本会議も開かれたり、と、
とにかく忙しい議会でした。
今日の本会議で可決された議員提出議案は以下の3つです。
■地方公会計制度改革の推進に関する意見書
■日本映画への字幕付与を求める意見書
■オウム真理教(「アレフ」及び「ひかりの輪」)に対する公安調査庁
による観察処分の期間更新及び無差別大量殺人行為を行った団体
の規制に関する法律の存続・強化を求める意見書
「平成19年度決算認定」は、「一般会計」他4つの「特別会計」すべて
が、賛成多数で可決されました。
うちの会派「せたがや政策会議」は、「一般会計」の決算認定に反対
しました。その理由は以下の通りです。
↓
『せたがや政策会議』の意見開陳(長いですが一応全文を掲載します)
●平成19年度世田谷区一般会計認定に『せたがや政策会議』として
反対の立場から、その理由および意見を述べます。
●まず、世田谷区を取り巻く、日本の状況、さらには世界の状況は、
決して良いとは言えない方向にまさに歯止めがかからない勢いで進ん
でおります。
●このことは経済環境がどうであれ、給与が保障されている公務員の
世界ではまだピンと来ないかも知れません。しかし間違いなく個人消費
は生活防衛に回り、縮小し、景気は極度に悪化し、引いては、今後の
世田谷区の歳入においても歴史的な減収すら覚悟しなければならない
事態であります。
●こうした景気失速ということを考えれば、ますます、これまで官が抱
えていた仕事を民間に移行させ、民間に仕事を開放する圧力は当然
のことであります。また不景気であればあるほど、税収は伸びず、職員
定数を維持することは困難となり、民営化のドライブは避けられないので
あります。
●その際、一番留意しなければならないことは、民営化における民間事
業者の質の管理を行政がどう担保するか、ということであります。
このことについてはすでに決算委員会の中で述べましたので繰り返しま
せんが、組織体制の整備も含めて考えていただきたい。
●今回の反対理由の核心部分について申し上げます。
●私たちは今決算特別委員会を通じて、平成19年度において何が行な
われ、それが世田谷区民にとってどれほど効果があったか、多角的に
審査してきました。それは単に数字の検証ということに留まらず、という
ことであります。
●不測の事態ということは、どれほど有能な人間集団であっても起こり
得るのかも知れません。
●しかしながら今回、起きてしまったことに関して、行政側は出来る限り
の情報提供を議会側にしたでしょうか。
●結局、私たちは本定例会最終日をもっても新聞報道の情報しか持ち
合わせていないのであります。
●少し語気を強めて言えば、行政側は定例会という一番区民に開かれ
た議会というものを軽んじているのではないか、と申し上げたいのです。
●行政の事件、事故というものは本来あってはならないものですが、
万が一、今回の場合はその万が一に相当するのかわかりませんが、
その場合、行政は全力をあげて、区民の代表である議員が全員集う
定例会においてこそ情報を開示し、可能な限りの説明責任を果たす
べきであります。
●そういうことからすると、今回の対応についても相変わらず、調査中
で答えられない、という一点張りの姿勢で、事実上、何の情報開示も、
また可能な限りの説明責任さえも回避してきました。
●もちろん調査は重要でありますが、少なくとも事の度合いからすれば
中間報告なり処分の方向性までは、決算特別委員会に限らず、
福祉保健常任員会を開くなどして、誠意ある対応ができたはずであり
ます。
●この問題は平成18年度から19年度そして本年度とつながっている話
であります。いったい19年度に何があってそれが決算上どのように、
これは当該年度を飛び越えてということですが、修正なり補正されるのか、
おおよその検討もつかずに認定だけを迫るのは、 これほど情報化が進ん
だ今日、おかしいことであります。
●議会に対する誠意ある情報開示、説明責任というものが、結果として
本会議中は避けるというようなことは、 あってはなりません。こういう
体質は一刻も早くも改めることを願って反対するものであります。
●加えて、廃プラの資源回収に関して申し上げます。聞くところによれば、
お隣の杉並区では区長みずから「リサイクル貧乏」と称して「今の 制度
ではリサイクルするほど自治体の負担が増え、どんどん貧乏になって
しまう」と訴えているということであります。杉並区は4月からプラ マーク
の資源回収を直営で区内全域で行っております。ここでも再商品化手法
は、先般説明した『コークス炉化学原料化』ということであります。
●『コークス炉化学原料化』というものが実は想像されている以上に燃や
されている事実は、これも先般ご紹介した通りであります。
●私たちはイメージだけではなく、現実を直視し、真の意味でプラスチック
を燃やさない運動を実践しなければならないことは世田谷区議会 全会派
の一致することだと考えます。
●『コークス炉化学原料化』というものの技術の限界、そして、すでに、
先進的に取り組んでいる杉並区長の悲鳴にも似た「リサイクル貧乏」発言。
見せかけだけの、燃やす、燃やさない論争では、もはや何も解決できない
ことは明らかであります。
●『せたがや政策会議』は、プラスチックは燃やさないという考えに変わり
はありません。同じく区民の皆様からお預かりしている貴重な税金も、
燃やしてはいけないと考えております。少なくとも世田谷区長にあっては
『リサイクル貧乏』などと発言しては困るわけであります。また、議会に
あっては行政を『リサイクル貧乏』に導くことは断じてあってはならない
ことだと考えます。
●『せたがや政策会議』の考え方は、あくまでも廃プラスチックの精度
の高い分別に限り中間処理施設を設けそこで資源化を図るべきだという
ことであります。精度の高い分別こそが現在の技術では燃やさずにリサ
イクルされているからであります。そのためには精度の高い分別ができる
区民の皆さんを対象とする拠点回収ということになろうかと思われます。
一方で、分別してもその精度が一定レベルに至らないものについては、
これは資源化と言っても実際には燃やされてしまうのですから、これは
サーマルという方向で致し方ないと考えます。
●今後、これらの議論が他区のような『リサイクル貧乏』ではなく『賢い
リサイクル』『リサイクル賢者』につながるよう期待しまして『せたがや
政策会議』の意見とします。
(発言者:
おおば正明議員)
ということで、長かった9月議会が終わりました。
今議会での私の質問はすでに「
区議会ホームページ」にアップ
されています。お時間がありましたら、ぜひご覧になってください。
9月18日「せたがや政策会議」代表質問 →
こちらをクリック
10月6日「決算特別委員会・福祉保健」 →
こちらをクリック
10月9日「決算特別委員会・文教」 →
こちらをクリック
本会議が終了してからも、会派で「清掃・リサイクル関連の陳情」の審査
について、議論を重ね、本当にものすごい労力と時間を費やして、今回の
陳情(リサイクル関連だけで35本!)の会派としての態度をまとめました。
議会中は、質問作りもありますが、やはり色々なことが起こるので緊張
していたんですね、終わったらどっと疲れが出てきました。
…が、明日あさっては高校同窓会の
コンペで出かけます。
(なのでブログはお休みします) いやもう、本当に忙しい~!!です
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