今日は、常任委員会が開かれ、今議会に提出され昨日の本会議
で委員会に付託された議案の審査をしました。
「企画総務委員会」に付託されたのは上の画像にある20件です。
特筆すべきは、議案代13号~16号の、区長、教育長、監査委員、
議員等の賞与を0.05%引き上げることによる条例改正についての
賛否でしょうか。
これらの条例改正は、学識経験者や区民公募委員等で構成される
「報酬審議会」の答申によって提案されたものです。
我々議員は、自分たちの報酬が高いとか安いとか言及すべきでは
ないというのが会派の判断です。そんなことをしたら「お手盛り」に
なってしまうから、です。
そのために、第三者機関である「報酬審議会」が設置されていて、
そこに判断を仰いでいるのです。
この議案に対して反対する、ということは、一見、「格差が広がって
いるのに議員報酬を上げるとは何事か?!」「施設使用料を値上げ
するのに議員報酬を上げるのはおかしい!」、と言えば正論のように
聞こえます。
区民受けもするでしょう。
でも、それは「報酬審議会の判断を無視・否定する」=「議員が自分
たちの報酬に対して口を出す」=「お手盛りとなる」、非常にまずい
ことだと思います。
「報酬審議会の判断を尊重する」(=賛成する)としたのは「自民党」、
「公明党」、「生活者ネットワーク」、「せたがや政策会議」。
反対したのは、「民主党・無所属連合」と「共産党」でした。
「民主党・無所属連合」は「報酬審議会の答申は尊重するが反対」
という意見でした。
「報酬審議会の答申を尊重する」ということは「報酬審議会の判断に
従う」ということですから、「言っているいことが矛盾している…」と、
あちこちから聞こえてきました。
「報酬審議会の答申は尊重したいができない。(だから)反対」と言う
のならまだわかるけれど…。