16日から始まっている区議会第3回定例会。
うちの会派の代表質問の報告を項目別にしていきたいと思います。
写真は、9月10日に、保坂区長が板垣副区長と参加したイベントの
パンフレットです。
区民の皆さんが自主的にいろいろ考え、イベントを企画したり、
運動を展開したりすることは、一行に構わない、いいことだと
思います。
しかし、行政のトップが参加する、となると、そこには大きな
意味が生じますよね。
しかも、そこで、議会では言わないでいることを、区長ご本人
が、ご自分の考えとして述べる、となると、責任重大です。
議会軽視にもつながりかねません。
残念ながら、そのことの重みを、保坂区長は全くわかっていら
っしゃらない様子でした。
(うちの会派の質問の意味、指摘させていただいた問題点が
わかっていない…??)
ちょうど、代表質問の直前に、茨木で震度5弱の地震が起こり、
区役所の議員控室も(古いからすごく)揺れました。
かなり長かったので、今度こそ、首都直下地震か?!と身構え
ました。
首都直下地震はいつくるかわからないのです。
だから、世田谷区の庁舎問題はもたもたしていたらダメなの
です。
以下に、「無所属・世田谷行革110番」の代表質問より、
「相変わらずの後ろ向きの庁舎問題に関する区長の態度について」
を貼り付けます。
お時間のある方、ぜひ、お読みください。
↓ ↓ ↓
庁舎問題について伺います。
9月4日の地方分権・地域行政制度対策等特別委員会で
初めて「本庁舎等配置パターン」が10パターン示された
わけですが、この期に及んで10パターンですかと言わざる
を得ません。
ハッキリ申し上げて、保坂区政の最大の欠陥は時間の浪費
であります。
今の段階で10パターンを示すとは区長としての仕事をして
いないのに等しい。
第一庁舎の地下の職員食堂でさえランチは3つであります。
新庁舎のあり方として、専門の設計会社に丸投げしたものを、
そのまま議会に提示するなど、区長の判断はどこにあるの
でしょうか。
そもそも、仮庁舎の適地はない、仮庁舎の適地はない、と断言
しておきながら平気な顔で、仮庁舎が必要な改築パターンが
示されていることを、どう受け止めてよいのか。
こういうのは議会を愚弄しているとしか思えません。
首都直下地震が来ることは確実であるのに、世田谷区の防災上
の欠点である、災害対策の中枢機能の脆弱性に手をこまねいて
いる。
もう、こうなると保坂区長の「牛歩戦術」としか思えません。
また先週、9月10日のことですが、日本建築家協会主催の
「全部こわしていいんですか?」—区役所の建て替えに知恵を
出そう!—という集会が開かれました。
そのパンフレットにはこう書かれております。
「この世田谷区役所の整備問題が浮上していることをご存知
ですか?
建設から半世紀経過した庁舎は老朽化し、人口88万人の自治体
の拠点としては狭すぎることと、災害時の拠点として機能強化
するという理由のようです。
そして次のように続きます。
保坂展人区長は、庁舎を一部保存し、その他を改築する意向の
ようですが、「保存にこだわるべきではない」「全部取り壊す
べきだ」との意見も区役所内外で強いとも聞きます。
建築文化に携わる専門家から見てどのようにするべきなのかを、
保坂区長を招いて提案し話しあう場をつくりたいと思います」
とあります。
薄々とは感じておりましたが、保坂区長が「庁舎を一部保存し、
その他を改築する意向」であることを確認したのはこのパンフ
レットが初めてであります。しかもその集会に出席したこと
からすれば、まさに「庁舎を一部保存し、その他を改築する意向」
は紛れもない保坂区長の判断だと受け止められます。そういう
ことであるならば、この議会においても表明するのが筋では
ないでしょうか。
メモによりますと、その集会で保坂区長は次のように発言して
おります。
「庁舎整備はやるがスクラップアンドビルドを前提としない。」
繰り返しますが
「庁舎整備はやるがスクラップアンドビルドを前提としない。」
これはまさに庁舎を一部保存するということでしょうか。
次にメモによると「前川建築のリノベーション事例も踏まえ慎重
に検討したい。」
「前川建築のリノベーション事例も踏まえ慎重に検討したい。」
さらには「区役所は手を入れていない建築。もっと手を入れれば
輝くものと思っている。50年後、100年後の人々がよかったねと
思ってもらえるようにしたい。」
これでは、明らかに保坂区長の方向性はハッキリしているでは
ありませんか。
こんなことなら、特別委員会で示された10パターンは飛んだ茶番
ではないですか。
これまで担当所管の長岡課長や荻原部長とやり取りと重ねて来ま
した。
彼らは必死の思いで、あくまでも可能性の追求として、あらゆる
パターンを考えてみたと、繰り返し答えております。
しかしながら保坂区長がハナから「庁舎を一部保存し、その他を
改築する意向」というのであれば、区長のまたもや茶番劇に職員
を巻き込み、多大な無駄働きを強い、貴重な税金による調査費を
無駄にしたことになります。
9月10日の集会における発言の趣旨からして「庁舎を一部保存し、
その他を改築する意向」は、もはや紛れもない保坂区長の意思と
して議会の外で定着しております。ならば、もはや議会として
区長の茶番に付き合わされるのは、それこそ時間の無駄ではない
でしょうか。
率直にお聞きします。
保坂区長の考える庁舎整備案は10パターンのうちのどれなので
しょうか、お答え下さい。
加えて、念のため、理屈から言って、仮庁舎の敷地が見つから
ないのなら、仮庁舎を必要とするパターンは除外するということ
で良いのか、お答え下さい。
↓ ↓ ↓
保坂区長の答弁は、相変わらずはっきりしなくて、
「スクラップアンドビルドを前提としない、とは言ったけれど、
その後で、まだどれとは決めていない、と言っているはずだ」
みたいな??
自治体のトップということは、そのものが「執行機関」である、
という自覚をもっていらっしゃらないのでは?!
…と、思わず、そんなふうに感じてしまいました。
区長が、自分の考えを述べる、ということは、それ自体が政治
判断となる、ということに気づいていらっしゃらないのでしょう
か。
そして、「自分はこうするのがいいと思う」と、区民に対して
言ったのであれば、その通りに早く提案すべきです。
無意味な10パターンのシミュレーションは必要ありません。
仮庁舎が必要なパターンなど、さっさと除外すべきです。
土地はない。と、はっきりしているのですから。
少しずつ少しずつ仮庁舎を作りながら?なんて、非現実的な
選択肢などやめていただきたい。
財政的なことが判断基準に入っているのだったら、全部改築
しかない。
保坂区長、いつまでも後ろ向きでいないで、いい加減、決断
してください。
もたもたしていて、首都直下地震に間に合わなかったら、
いったい何のための建て替えなのか、ということになってし
まいます。
かろうじて、再質問で、やっと、「今年度中に10パターン
から絞り込む」という答弁が得られました。
それって、まさか、来年の3月31日じゃないですよね?!
来年の第1回定例会(予算委員会を含む)までに提示して、
議会で議論できるようにする、というスケジュールですよね?!
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