今日は、北沢タウンホール12階スカイサロンにて「世田谷フォーラム」が開催されました。
まず、下北沢南口商店街理事長の吉田国吉さんより開会の挨拶。
続いて、経済学者の鈴木淑夫先生から「2011年 日本のゆくえ」と題した講演。
世界の中の日本の位置、日本を取り巻く状況、農業政策、TPPへの参加の是非、等々、
わかりやすいお話でした。
次に、「世田谷区政討論」で、私(田中優子)と、民主党の重政はるゆき議員&藤井
まな議員が参加。
司会の佐藤弘弥さんのコーディネートで、子育て支援、貧困(格差)問題、社会保障
制度について等々、3人の区議が意見を述べ、議論しました。
(写真、手前から、私、藤井議員、重政議員、佐藤さん)
議論の中の、「子ども手当」について。
「財源が借金と増税。しかも一年の時限立法では制度としての信頼性がない。
外国人の外国にいる子どもにまでばらまく欠陥政策」と意見しました。
考えれば考えるほど、こんなムダな政策が放置されている状態に怒りがこみ
上げてきます。
しかし、民主党の重政区議は、「見解の相違」とのこと。
「見解の相違」ではなく「政策の失敗」です!
まあ、この「子ども手当」の責任者は、私が住んでいる東京6区の衆議院議員、
民主党の
小宮山洋子さんだから、おひざ元の民主党の区議の方たちが否定
する(できる)はずないかー。
だけど、世田谷区だけでも、155億円?!
世田谷区の一般会計予算は約2500億円で、そのうち世田谷独自で工夫できる
予算は1~2割程度の250億~500億円。155億円がいかに膨大な金額かおわかり
いただけると思います。
しかも、税収はどんどん減っていて、生活保護費は増大。非常に厳しい財政状況
なのです。
絶大な効果が認められるとは思えない「子ども手当」。
世田谷区で考えてみたって、優先すべき課題は他にいくらでもあります!
保育所整備にお金を使った方が、即効力としてどんなに区民に役立つことか。
“理念”はいいかもしれませんが、今、日本がおかれている財政状況を顧みず…
の政策は、日本経済を破綻に導くだけ。
地方自治体にとっても国民にとっても迷惑な話です!!
…あ、いけない、冷静に、冷静に、
フォーラムの最後には、「
サイド バイ サイド インターナショナル」の佐々木明子
さんから、カンボジア支援の報告がありました。
地道な支援活動を続ける「サイド バイ サイド インターナショナル」の佐々木夫妻。
カンボジアに日本の中古の救急車を送り、多くのカンボジア人の命を救っています。
盛りだくさんの「世田谷フォーラム」でしたが、準備や運営をして下さった方々、
参加して下さった皆様に感謝申し上げます。
「区政討論会」という貴重な機会をいただき、ありがとうございました。
ブログランキング、応援のクリックを!お願いしま~す!
↓