これまで、散々、報告している「二子玉川デジタルコンテンツ産業誘致支援事業」
の失敗と、それに関する虚偽の答弁、情報の隠ぺい、その後の対応のひどさ!
「一切ない!」と、課長が言い張っていた「メモ」「会議録」が、次々と出てきて、
虚偽の答弁が重ねられていたことが判明した決算委員会。
そして、とうとう、出てきた詳細な会議録。
これを見れば、誰だって、録音していたものをテープ起こしたものだろうと思います
よね?
「備忘録程度の個人的なメモ」だから「情報開示請求の対象ではない」などと、
よくそんなことが言えると思います。
情報公開を謳っている保坂区長が、課長の言う通りに判断して、「あくまでも情報
提供ということで出します」というのですから…、本当にがっかりしました。
うちの会派の追及で出てきた、「区の判断や、議会に対する報告がいい加減だった
ことを裏付ける貴重な資料」です。
だから隠したかったんでしょうね。
そのうえ、です!!
補助金を返還する契約が、なんと、「月々たった16万円ずつ×5年間」、
保証人も担保もとらず、これですよー!!
合計1940万円の補助金(事業の失敗)だというのに、返還契約は960万円
のみ。
しかも、です!!
たった1ヶ月(16万円)しか返金されておらず、翌月も翌々月も無視されて
います。督促状も無視されています!!
これって、明らかに、最初から返すつもりなどない、ということではないで
しょうか?!
分割にして、最初の1ヶ月目だけ返して、あとは無視、という同じような手口
はよくあることで、返すつもりのない人たちの常とう手段である、、と、弁護士
さんに聞いたことがあります。
今回のNPO法人「DCIn」が、その手口を使っているとは現時点では断定
できませんが、あまりにもおかしくないですか?
保坂のぶと区長が「情報提供」として出してきた、この事業を請け負った
NPO法人の理事と直接会って話をした会議録、以下に貼り付けます。
この事業者が、本当にちゃんと仕事を請け負ってやっていたと考えられる
かどうか、区民の皆さんにも、ぜひ、判断していただきたいです。
区民の皆さん、これを読めば、6月3日時点で、すでにこのNPOがダメだと判断
していた、とわかりますよね?
それを、6月19日の、区議会の常任委員会で、「このNPOは適切に仕事をして
いた。総務省には補助金を打ち切られたが、世田谷区の仕事においては全く
問題なかった」と報告しているのです!
しかも、前日までの資料では、「調査する」と書いてあったのに、委員会当日の
資料ではそれが消えていた。
うちの会派の桃野よしふみ議員が、「なぜ、資料が変わっているのだ?調査
すると書いてあったのに、しないつもりか?」と追及したから、それで、しぶしぶ
口頭で「調査します」と答えた。
その後の展開も、ひどいものです。(1940万円の補助金がドブに捨てられた
も同然となってしまったこと、10月19日のブログをご参照ください…)
私たちが納めた税金なのに、こんなにずさんでいい加減な遣われ方が許されて
いいと思いますか?
区は、財政難で、あちこち事業費をカットしたり、区民に受益者負担をお願いしたり、
中には有料化を検討しなければならないものがあったり…、と、みんなが我慢
しなければならない状況だというのに、2000万円が消えてなくなっても平然と
していられる。
「議会にさえバレなければ大丈夫!なんとかごまかそう!」と、必死で嘘を重ねる
行政の態度。『地方公務員法』からしても許されないのでは?!
ごまかして何事もなく終わるはずだったのに、うちの会派の調査と追及でバレて
しまい、アンラッキーと思っているでしょうか。
私たち議員は、区民の代表として意見しています。
区が、区民の税金を適切に遣っているかどうか、区民のためになっているかどうか、
そこにムダや不正はないかどうか、それをチェックするのが議会の役割だから。
今回のことを、ただのアンラッキーとは思わないでいただきたいです。
こういう仕事ぶりではダメなのだ、ということを自覚し、区民に対して申し訳ない
という気持ちをもって、今後、このようなことがないように、真摯に仕事をして
もらいたい、その想いで、厳しく言わせていただいています。
また、このような議会軽視も甚だしい事態が起こったことは、本当に残念で
許しがたいことだと思います、思っています!!が、
多くの、ほとんどの、区役所職員の皆さんは、誠実に、一生懸命、
区民のために仕事をして下さっている、ということもわかっています。
大多数のまじめな区職員の方々の信用が失われないように、
二度と、今回のような事態を起こさないようにしていただきたい、と思います。
ブログランキング、応援のクリックを!お願いしま~す!
↓