今年3月の「予算委員会」で取り上げた
「狭隘(きょうあい)道路」について、
遅くなりましたが、以下にご報告いたし
ます。
3月17日「都市整備領域」の質問日に、
世田谷区に多く存在する「狭隘(きょう
あい)道路の現状と解消に向けての取り
組みについて」質疑しました。
世田谷区には狭い道、狭あい道路がたくさ
んあり、消防車や救急車などの緊急車両が
入れないことが問題となっています。
災害時のみならず、日常的にも、訪問入浴
サービスの車が目的の家の横に停められな
かったり、訪問介護の人々や訪問医療の医
師や看護士さんたちが苦労していたり、と
狭あい道路の一刻も早い解決が必要だと思
わされます。
議会中継
↓
http://www.setagaya-city.stream.jfit.co.jp/?tpl=play_vod&inquiry_id=6346
狭あい道路は、法律で「2項道路」とされ
ており、拡幅整備が必要です。
★区内の2項道路は、令和元年末時点で、
約672キロメートルあり、
これまでの36年間で約145.9キロメートル、
総延長の約2割を拡幅整備している。
(整備延長は片側)
★年間の整備目標は5.3キロメートル
ここで非常に驚いたのは、年間整備は5.3
キロメートル、ということは、残り526.1
キロメートルの整備が終わるには、あと
99年かかることになる!ということです。
ええ〜っ?!!
遅すぎます!!
創意工夫をして、スピードアップするよう
求めました。
また、
2項道路は、以下の表のように、
①区が管理できる道路
②私道
に分けられます。
今、世田谷区の大きな課題は、この表の
「自主整備」となっているところです。
せっかく拡幅整備(セットバック)をし
ても、そこに花壇を造成したり、植木鉢
を並べたり、植裁をはみ出させたり、柵
やポールチェーンなどを設置したり、自
動車をセットバック部分にはみ出して止
めたり、といった行為が散見され、道路
が広くなったという実感が持てないとい
う現状があり、「自主整備」とされてい
るところは、区が是正を求められないと
いうのです。
区民の皆さま、どうか、このような現状
が改善されるよう(セットバックしたと
ころが物で塞がれないよう)お願いいた
します。
政治家(市区町村)ランキング、全国 第3位 です。
田中優子Twitter → https://twitter.com/setagaya_tanaka