@「忘れる」を老いの力に変える。老いと健康は逆行する、だから歳にあった生き方を選べば良い。無理せず身体を動かし、何事も必要なことだけを記憶し、嫌なこと、不必要な記憶は忘れるという「年齢相応」を維持できれば100年シフトも可能かもしれない。
『60歳からの忘れる力』鎌田實
「概要」「名前が出てこない」「昨日の夕飯は何だったっけ」「また同じ本を買ってしまった」……60歳前後になると、「もの忘れ」の悩みが増えてくる。しかし、人生の8割は忘れていいことだ。長年にわたって高齢者医療を牽引する著者が教える、面倒なことは捨てて、好きなことだけで生きるためのヒント60。
□「忘れる力」はAIにはで真似できない 取捨選択できる能力と取捨記憶と忘却できるのは人間
「忘れる力」=生きる力につながる=心を軽やかにし、滞っていた人生を好転する
□「コグニサイズ」とは同時に2つのことを考え記憶すること(認知症低減)
□老齢者の方が若者より優れている能力=言語力・空間推理力・単純計算力・抽象的推理力
老いには「自由」という特権がある
年齢にサバ読み、見た目が若けりゃそれで良い
「どうでもいいことを忘れる」本当に大切なのは20%だけ(2:8原理)
失敗を恐れずチャレンジすれば脳も若返る(下手くそには素直さと伸び代がある)
□60歳を過ぎたら
「夫婦水入らず」を忘れる……心地よい距離感は年齢とともに変わる
相手の領域・他人と比べない・一人の時間を持つ
痩せるより筋肉を増やすこと(ウオーキング・筋トレ・美味しい物を食べる)
ナッツ類・ヨーグルト・豆乳・大豆・レーズン・ドライフルーツ(腸内健康)
早食い・ながら食いを忘れる……誤嚥を防ぐ運動(ゴックンと一つ唾飲み込む)
完璧主義をやめ、ズボラ、手抜きをする
良い睡眠方法(5つ)
太陽を浴びる・朝食を摂る・日中の運動・昼寝(20分以内)・夜照明を落とす・睡眠時間
□負の感情を水にながす
怒りを忘れる……ムカッときたら、「唱える」「離れる」「気をそらす」
言葉が未来を作る(ネガティブな言葉を忘れる)
我慢しない、断ることを忘れない
余分な力みや見当違いの努力、形骸化した習慣をやめる
□生きる魅力のヒント
理屈や損得を忘れる(ユーモアで人生を楽しむ)
態度や雰囲気は言葉よりも伝わる
人との距離を縮めるものは贈り物よりも「頼み事」
苦しい時ほど、人に優しく
鳥の目、虫の目、魚の目、複数の視点を手に入れよう
「正解は一つ」を忘れ自分だけの「別解」を見つける
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