@安倍内閣「3本の矢」は昔からの焼き直しで言葉を変えているだけにしか思えない。昔からやっていることはほぼ変わらない政治政策、言っている事を行動で結果を出せるか否かだろう。最近の政治家は言葉の重みを感じない、内容・行動が全く釣り合っていないようにも感じるからだ。例えば「必ずします〜」「〜を真摯に受け止め」「徹底して、明らかにします」などなど書き表せない「重荷・実感を感じない単語」が多過ぎて、意味の無い「修飾語」しか聞こえない。 ここにある「できることを少しづつ〜」は、何もしないでも誰も問題にはしない(日銀総裁の振る舞いと同じではないか)。むしろ「何かをする事で知名度を下げ・名誉を傷つける」、だから「何もするな」とでも見えるのは私だけだろうか。 「3つの矢」でも使われている単語「大胆な〜=何もしない」「機動的な〜=見えないように」「喚起する〜=事を起こすな」など真逆に見えてしまう。「他力本願」的日本の政治家、とは言い過ぎだろうか。五輪大臣の言葉もその「浅はかで、無知無能な言葉」(失言)、人間性までを問われる。
『明日の日本を予測する技術』長谷川幸洋
- 「権力者の絶対法則」を知ると未来が見える
- 「安倍内閣の政策」
- 「できないことはやらない。できることを少しずつやる」
- (権力者の絶対法則=平時には無用な戦いはしない)
- 3つの矢
- 大胆な金融政策
- 機動的な財政政策
- 民間投資を喚起する成長戦略
- 民衆・大衆の調査・動態を重視(支持・不支持率)
- 大手新聞社等のマスコミ活動を利用
- 「官僚に対する絶対法則」
- 国税庁・財務省を敵に回さない
- 理由:予算の大元権限(予算徴税権・編成権)を握っている
- 「選挙に対する絶対法則」
- 憲法改正(税制改正・国債法・自衛隊・国防・沖縄/米軍問題)を選挙前には出さない
- 「経済力格差」2017年の調査・名目国内生産
- 中国12兆ドル(1330兆円)軍事力GDP 2%
- 2018年度 国防予算18兆4500億円
- 日本4兆8000億ドル(530兆円)軍事力GDP 1%
- 2018年度 防衛予算5兆1911億円
- ロシア1兆5270億ドル(171兆円) 世界12位となる
- 「北方領土問題」
- 米軍の地位協定(どこでも、いつでも建設できる基地)
- 「韓国」
- 大人の対応で付き合う・韓国の声明で即座に反応しない
- 2016年韓国政府に10億円拠出、しかし慰安婦問題継続
- 緊急時の在韓日本人への配慮はない(自衛隊による救出拒否)
- 「米中関係」
- 知的財産問題・毎年20兆円〜60兆円の窃盗的行動に対抗
- 習首相「太平洋を米中両国で分けましょう」と提案
- 縄張り拡大こそが国益拡大=軍事力拡大
- 「米国が起草した国連憲章」
- 武力行使・戦争は国連憲章が認めていない=世界の矛盾
- 米国草案の第9条・朝鮮戦争での警察予備隊=自衛隊