パラダイス・ネクスト

最近レンタルで、邦画を極力見て行こうって勤めているんですが
一応この作品は邦画っていうよりは、日本・台湾合作映画って事ですかね
しかし、最初に言ってしまいますが、私って頭悪いのかな？
全く何が言いたいのかわかんない映画でした

オープニングからして日本じゃない雰囲気だっんで、一応中国か台湾だと思いつつ見てましたが
映像から来る雰囲気は一時代前の香港ノワールのような雰囲気があって、コレはいけるんじゃないって見続けていたんですが
確かにヤクザは出てくるものの、豊川悦司のヤサグレ感から期待する暴力は描出されないし
妻夫木クンにとっては実に軽薄しか出てきてないような感じで
異国で出会ったこの日本人2人が、一体どうなって行くのかが

映画の興味になってるような気がしてみてはいたんですが
結局何も起こらず・・・っていうか、台湾で出会った女性のみが死んでしまいますが
それさえも決して暴力への契機にもならないわけ
一体何が言いたいのか、

映像的に実に台湾の景観は美しいんですが
外景が主人公たちの内面を描いてる訳でもないと
こっちが理解するまで、実に退屈な尺を費やしてしまってるわけで

見終わって実に寝落ちしないで最後まで見られた自分に
何故寝落ちしないのか問いただしたくらいですけども
GEOさんの100円レンタルでなければ怒っていたかも知れなかったかも・・・

台湾の都会の喧騒や、大自然を背景にした、印象に残るカットやシーンもあったし、豊川悦司、妻夫木聡を始めとするキャスト陣も、生き生きと映ってたように思います。
でも、登場人物たちのキャラクターの輪郭が、あまりにぼやけていたので、
今ひとつ感情が入り込む余地が無かったのが残念でしたね。

でも、まぁ台湾女優のニッキー・シエは凄く綺麗だったんでそれだけを楽しめばいい映画
後、坂本龍一が音楽を担当してたんですね

2019年製作、日本・台湾合作映画
半野喜弘監督作品
出演：妻夫木聡、 豊川悦司、ニッキ―・シエ

ネオン警察 ジャックの刺青

二月一日の朝、チャンネルNECOで小林旭主演の「ネオン警察 ジャックの刺青」を放送していたものの録画視聴です
実は一月中旬でもOAされてたんだけど
何故か見過ごしていたものの2月1日と2日の早朝にシリーズ2本が再びOAされると知って
なんとかシリーズ2本とも録画できましたので、本日1本目のこの作品を録画視聴しました

小林旭主演の「女の警察」シリーズの後継作品と言われているんですが
「女の警察」は原作梶山季之で、銀座のクラブのホステスを斡旋したり、クラブ間のトラブル解決みたいな仕事をしていた主人公が
事件に巻き込まれて行くと言った作品だったんですが
この新シリーズは堅気から一転して一匹渡世のヤクザの小林旭、
弟分の郷鍈治と新宿のネオン街に現れて
新旧ヤクザの縄張り（シマ）争いに首を突っ込み、荒稼ぎするという設定ですか
なんだろう郷鍈治のスーツ姿に比して、サファリジャケットにブーツっていう旭の姿がどう何
っていう事で、作品自体も実に同何ってこっちは正比例している

いまだ未パッケージ作品ですが、大映と日活が共同で配給したDN、そうです大日映配のロゴから始まるんですね
日活自体の屋台骨が傾いているからエロに走ってしまうのは仕方ないのかな
大日映配での併映作品が大映お得意の時代劇エロス「おんな牢秘図」ですからねぇ

新宿にフラリと現れた小林旭と相棒の郷鍈治の2人にもプロットとしてちゃんと濡れ場が用意されていまして
まずは郷鍈治は、真里アンヌ演じるトルコ嬢（現ソープ嬢）と
そして小林旭にはクラブ歌手で新興ヤクザの情婦である夏純子さんと
どうなんでしょう、この時代、己の主演作であった「女子学園」というJCの無軌道な性を描いた作品では乳首にニップレス貼っていたのに、この作品ではしっかりと乳首まで見せていたとは
私個人的には夏純子さんって「不連続殺人事件」までは脱いでも乳首見せない人だと思ってましたが
今回新しい発見をさせてもらいました
そういう意味では貴重な作品と言えるかも知れない

「女の警察」では太田雅子名義での梶芽衣子さんも脱いでいますし
日活の屋台骨もこういった女優さんたちがロマンポルノに移行する前に
しっかりと裸で支えてくれていたんですかね

なんと殺し屋として安岡力也さんが出演されていました、お若い力也さんでした

切り口の違う記事はコチラ

1970年製作、日活作品
武田一成監督作品
出演：小林旭、郷鍈治、夏純子、安岡力也、青木義郎、深江章喜、真理アンヌ、美波節子、秋とも子、伊藤るり子