MOMENT

レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、店舗型レンタル店の残日録。

火口のふたり

2020-02-12 23:34:38 | 邦画
『キネマ旬報』2019年作品の邦画ベスト1作品だそうです
私、個人的には映画雑誌とかでベストなんちゃらっていうのには拘らないし
それが、映画鑑賞の指針にもしてはいません、って事で、
ブログ書いてはいますが、個人的にベストなんちゃらって言う評価もつけないわけでして

そんな私が、何故にキネ旬ベスト1に輝いた作品を見たのかと言うと
なんとR -18指定作品がベストワンって、って言うのと
事前情報入れなくてもセックス映画であると言う事から
見てみたいとBlu-rayを予約しておいて、
またこんなこと言わずもがなですが、購入後にキネ旬で賞をとったんです

日活ロマンポルノとか、いろんなエロチック作品で男女の性を描いてきた荒井晴彦さんが白石一文原作の『火口のふたり』を
脚色し自らメガフォンを取られたようですね
っていうのも見てみようって言うもう一つの理由ではあるんですが
原作未読ですから、よく知らないけど
なんと出演者は柄本佑と瀧内公美の二人だけ・・・って
お父上の柄本明さんが電話の声で親子共演されていたんですね

でもって映画はっていうと、柄本佑と瀧内公美さんのお二人が
人間の三大欲望のうちの”食う“と”セックス“に現を抜かすだけの映画
これで二時間って見てて実に辛い
脚本家としてはそれなりに名をなされた荒井晴彦さんですが

監督としてはなんだろう、セックスシーンが絵的というか映画としてバリエーションに欠けていて
なんだか一本調子でしかなかったような気がする
原作がフィクションだけに火口って富士山だったのね
でもってそれが傍から噴火して

っていうとこで終わるんですね
普通ならっていうか、予算が有ればCGあたりでの噴火でしょうが
低予算作品ですから絵とSEでごまかしてるんですが、、これはこれでアリですねぇ
これにエンドクレジットがかぶるんですね

個人的には瀧内公美さんのヘアヌードもある所は買えるんですが
こんだけセックスシーンだけで出来てる映画も珍しく
大体公的交通機関であるバスの中で手マンするけど、声出してるやろ
っていうか街中の路地での夜でも青姦っていうのでしょうか、ここでは声がでかいからって言うところは
矛盾してないかい?

映画の8割が濡れ場なのに退屈してしまうっていうのは先にも書きましたが
セックスシーンの見せ方が画一的かつ単調であったって言うことかな
レンタルはR -15仕様なんですが、セルはR -18仕様なんですね
どこがどう違うんだろうって目を凝らしていましたが、腰接部分が映ってるシーンはなかったような

切り口の違う記事はコチラ

2019年製作、日本映画、「火口のふたり」製作委員会作品
荒井晴彦脚本・監督作品
出演:柄本佑、滝内公美
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ラスト・パニッシャー

2020-02-12 17:15:13 | 洋画
今年のヒューマントラストシネマ渋谷の恒例企画興行〈未体験ゾーンの映画たち〉で上映された一本
早くもDVDリリースですね
ジャケットにニコケイが描かれていると、私はパブロフのワンちゃんでして
タイトルだけは一応確認するものの、後は何も見ない読まないでレンタルしてきちゃう

って事で、いつものキ○ガイアクションのニコケイ映画だと思っていたら
一応は復讐劇として、ニコケイは人殺しの旅に出るんですが、いつものニコケイ映画とは真逆な
実に淡々と静かに始まり、静かに終わる作品だったし
なんだろうアクション+オカルトみたいな作品でしたが・・・

でもってつまんないわけではないけども、アクション映画としての面白さには欠ける
オープニング、組織のボスがキレてバットで殴り殺してしまうんですね
でその身代わりになり、19年刑期を務めてきたフランクが、なんだろう致死性不眠症?とか言う病魔に冒されて
仮釈放に・・・
夜釈放されるんですね、誰も迎えに来ず、街道を一人歩いていると
彼方から息子のジョセフが、コレまた徒歩で迎えに来てくれたようで

身代わり入所で貰った45万弗を秘密の隠し場所から取り出して・・・
ってアメリカはお札にの入れ替えしないのかな19年前のお金が通用するんですね
で失われた息子との関係を取り戻すべく、最高級のホテルのSRに泊まり込むフランクですが
自分との約束を破った組織への復讐を目論んでおり、一人一人と昔の仲間を訪れるフランク

ニコケイの復讐劇の始まりですが、今までのニコケイではありません
実に静かに復讐していく訳で
その過程で服役中に奥さんが亡くなり、息子の人生をも頼んでいたものの誰も知らんぷり
で奥さんの墓を訪ねると、その隣にジョセフの墓があるではありませんか・・・

そうニコケイと一緒に過ごしている息子のジョセフはフランクの心の幻だったんですね
最終的には親子のお話だったんだ・・・てわかるんですが
ある意味老人問題にも切り込んだ作品ですが
アンハッピーエンドな作品でした

2019年製作、アメリカ映画
ショーン・クー監督作品
出演:ニコラス・ケイジ、ベンジャミン・ブラット、ノア・ル・グロス、カロリーナ・ヴィドラ、モハメド・カリム
コメント (2)
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