クロール ー凶暴領域ー

公開時から観たかった作品、ようやっと二次使用になってDVDリリースされた
って事で、リリースはまさかのレンタル屋さんで知った
Blu-rayがあったので、観てから購入してもいいかなってレンタルしてきて
早速の鑑賞

最初に言っておきますが、なぜ観たかったのか
それはもうパニックホラーの神様と言っても過言でないアレクサンドラ・アジャが製作・監督しており
サム・ライミも製作にあたってるから、おもしろくないはずないと思えるからでした
でも観終わっての第一印象は、期待が強すぎたのか、”普通にB級映画だった“って言うことでした

ハリケーンが襲来したマイアミの水辺の住宅で、父親の様子を見に行った娘が地下室でワニさんに襲われるだけのお話
巨大ハリケーンはディザスター日本しては表現しきれていないし
パニックになる元凶ワニにしても、全然怖さが伝わってこんのよねぇ
もうヒロインの姉ちゃんと遊んでるような感じでしかないんですよね

結局ワニにしても家の地下室だけのワンシチュエーションという事で
広がりはいわゆる横に広がらずに家という建築物の一階、二階屋上へって言う縦移動だけですが
そんな動きにスリルとサスペンスが感じられないんですよね
個人的にクライマックスでヒロインがワニに襲われるのところで、このままヒロインを殺して満身創痍のオトーサンが敵討ちで映画を終わらせる手もあるよな
って観ていたんですが、代わりにオトーサンが水没しちゃって窒息して
娘が人工呼吸ってあまりにもステレオタイプでしょ

基本は屋内でワニとドンチャラナンチャラ戯れてるだけな作品
一応親父も娘もワニに噛まれるんだけど、ワニに噛まれたら食いちぎられるだろう
アジャなら人体破壊は得意分野やろ、肉に食い込んだ歯型の穴を見せられても
見てるこっちに痛みを感じないんだよね

ただストーリーは単純だし、尺も90分弱と個人的にはきっちりと仕上がてるのは
やっぱアジャではあると言っていいのかな
一応は褒めておかないとね
ヒロインも美女だし、強いお姉ちゃんは凛々しくていいよね、原題の「CRAWL」も生かされていたんですね

2019年製作、アメリカ映画
アレクサンドラ・アジャ監督作品
出演：カヤ・スコデラーリオ、バリー・ペッパー、モーフィッド・クラーク