MOMENT

レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、残日録。

ドアロック

2020-02-11 14:49:50 | 韓国映画
新宿のミニシアター、シネマート新宿の恒例企画興行<のむコレ3>にて上映された韓国映画です。
数年前から、韓国映画の持ってるストーリーテリングと、韓国の国家事業としての映画制作への国家戦略が実を結んだんでしょう
みごとに結実したのが昨日のアカデミー賞ではないでしょうか
どっかの国みたいに国が助成金出さないで、企業にお金を出させてるだけでは
映画は育たないだけでなく、デート映画だけ主流の興行形態である、シネコンだけの番線にしか乗らないようでは映画は育たねぇっていうんだよ
「パラサイト」明日か明後日には見たいなぁ、米盤のBlu-ray購入してはいるんですが

閑話休題、「ドアロック」のお話でしたねぇ
韓国映画お得意のドロドロってしたサスペンススリラー映画ですが
女性観客層を意識されたのか、私の好きな韓国映画特有のエグみの全く感じられない映画ではあるんですが
実は見ていて実にイライラ腹立たしい感情が最後まで消えない映画でした

ヒロインのギョンミンを演じるコン・ヒョジュンさんが
多分メイクの妙と彼女の演技力だと思うんですが
この作品ではいわゆる十人並み以下のお顔をされていて(ジャケットの横顔は美人さんに見えるんですが)
こういった中途半端な女が、一人暮らししてると、実に男を意識して生活してはるわけで
誰かに襲われないかと、始終意識して、洗濯物にも男物を干したり
と、どんだけ意識しとるんよ
誰もお前なんか襲わねぇよ

そういった過剰な意識が自分のマンションのドアロックに不審な跡を見つけちゃうんだよね
韓国のマンションってみんなこんなドアロックなんですかねぇ
一応何万種あるかも知れませんが4桁の数字は無用心だろ
スマホでも、意識して画面拭かねえから暗唱番号の位置だけ指の油分が残ってるし

で彼女のは完全にストーカーに襲われてて、毎夜眠り薬かがされて、熟睡中にストーカー彼女の歯ブラシで歯を磨く風呂に入ってそのまんまマッパで添い寝するだけ
普通眠り薬かがせたら最後までやっちゃうのが男やろ

さて、こういったお話では怪しい人物が怪しくなくて
全く怪しくない人物が実は・・・
ってのが定番でして、この映画もその範疇から抜け出ていませんので
感の良い人なら犯人は出てきた途端に”コイツや‼︎“ってわかってしまうのは残念

ヒロインの女友達が実にハンサムなお方でしたねぇ
つい最近では邦画で「アンダー・ユア・ベッド 」って言うのを見ましたが
ベッドの下には気をつけましょうね

2018年製作、韓国映画(日本公開作品)
イ・クォン脚本・監督作品
出演:コン・ヒョジン、キム・イェウォン、キム・ソンオ、チョ・ボクレ、イ・チョニ
コメント (2)
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バニシング '72

2020-02-11 00:55:16 | 洋画未公開
コレって未公開作品なんですが、実によくできてる作品
昨日の記事で「ロンドン・バーニング」っていう、いわゆる実話ベースの映画を見たのですが
この作品どこにも実話ベースって記載も何も書かれていないんですが
実は実話だったんじゃないんでしょうかね?

っていうのも原題「FINDING STEVE MCQUEEN」は、かの著名な役者スティーブ・マックィーンが登場してきますし
ってもお名前だけですが、そして邦題には“バニシング”に年代を表す“ ‘72”がついていて
つまり映画の舞台が72年って事で、まさにアメリカ人なら忘れられないあの“ウォーターゲート事件”が起きた年でして
コレによってニクソンがその後失脚してしまうんですが、
一応そんなお話も映画の中では断片的にTVニュース画面で出ては来ます

ってか実にこの映画の影の主役はそのニクソン
なんとそのニクソンが秘密資金をDCではなくて、カリホルニアの小さな銀行の貸金庫に隠していて
その30億弗を盗んじゃおうっていう、強盗団のお話です

で隠し金ですから盗んでも誰も追ってこんだろうっていうのが強盗団のポリシー
更に誰も殺さず、かつド派手ではなくて、人知れずスマートにっていうオーシャンとその仲間たちみたいなお話でして
劇中にもその文言が台詞として出てくるんですが、一応断っておきますが、時代が72年ですから
私もオーシャンとその仲間たちって書いたのは、フランク・シナトラ版の映画だから
でもって結構6、70年代の映画のタイトルが台詞にバンバン出てくる訳で
実に映画愛に溢れた作品となっており

強盗に使うクルマとか、爆薬とか家を借りたりする時に、主人公が使用した名前がSteve McQueenなんですね
でそんな主人公が逃亡中に知り合った女の子に惚れてしまうんですが
この女の子のファミリーがみんな保安官っていうのも面白い
って事で、みごとに強盗は成功するもののFBIによって主人公だけが捕まらないわけでして原題になってるんですが
秘密資金は結局分からずしまいなんですが、
私は金庫から出てきた野球カードがプレミアでないかと思ったら違ってましたが
野球カードじゃ、いくらプレミアとか、レアでも、30億には届きようがないやねぇ

で、最終的にお話は主人公が愛の告白ではなくて、実は銀行強盗だったっていう顛末を彼女に告白するって形で
全貌が語られるわけですが
それでも、“私、待つは”っていう、ある愛の物語だっていう半面も合わせもっていたんですね

エンドクレジット前に主人公の刑期とその後の人生が綴られていたところから実話ベースって思うしかないんですが
掌品ではあるんですが、なかなかよく出来た映画でした、ってか拾い物に当たるといった方が妥当かな

2019年製作、アメリカ映画
マーク・スティーヴン・ジョンソン監督作品
出演:トラヴィス・フィメル、レイチェル・テイラー、ウィリアム・フィクトナー、リリー・レーブ、リス・コイロ、フォレスト・ウィテカー
コメント (2)
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