先に見た「鍵」と<NTR(寝取られ)>エロス作品として対で井上博貴さんの脚本監督
作品として製作して劇場公開された作品
先の「鍵」は谷崎潤一郎原作って謳われていましたが
この作品原作自体江戸川乱歩の『人でなしの恋』ですが、昭和デカダンスの猟奇作品と違い
時代設定を令和に置き換えている事からかしら江戸川乱歩原案となっておりますねぇ
結婚しようとしていた恋人に浮気され失恋し落ち込んでいた兎丸愛美演じる京子に
友人が今はマッチングアプリで恋人探しする時代だからとけしかけられて
登録したら一件レスが来ており、その美青年の細田善彦演じる門田と出会い、何度か逢瀬を重ねるうちに京子の方が惹かれてついに結婚する
京子は新婚生活に幸せを感じているが、夫の雰囲気から自分以外に女がいるのではないかと疑念を抱くようになり、
京子は新婚生活に幸せを感じているが、夫の雰囲気から自分以外に女がいるのではないかと疑念を抱くようになり、
私立探偵の渋江譲二演じる野村に浮気調査を依頼するものの一週間では何も出てこないものの
IT企業に勤める門野の会社は在宅勤務をモットーとしてることだけがわかるが
夫は毎日出勤していく
京子が門野の本当の姿を知ろうとすればするほど、何にも出てこずに
焦り始めた京子は探偵に支払う金が底をつき
そこに野村がつけ込んで京子をムリクリ犯してしまう
夫への浮気調査が自分が犯されたりで完全にここいらはアイロニーでしかないものの
そんな自分を省みる事なく京子の夫への探求は深まっていき・・・
原作を現代に置き換えていて、京子の門野への過剰というか異常な愛は探偵の野村との肉体関係をも厭わなくなっていく異常さを見事に兎丸愛美さんという私にはお初な女優さんが体当たりで演じられていて結構ハマる作品となっており
原作を現代に置き換えていて、京子の門野への過剰というか異常な愛は探偵の野村との肉体関係をも厭わなくなっていく異常さを見事に兎丸愛美さんという私にはお初な女優さんが体当たりで演じられていて結構ハマる作品となっており
映画のサイトでの梗概では衝撃的な結末って言ってるものの
それは戦前の昭和なればこその世界観だったんでしょうが
現代では性的マイノリティーが社会に認知されており
この映画で描かれてる性的嗜好というか性癖も社会に少しは認知されてる世界観ですよね
この衝撃的な結末自体タイトルに表現されていたとはねぇ
“人でなし”って辞書的な意味ではなく完全字面でしたねぇ
ってこれ以上ネタばれしたくないんで筆をここでおきますが
なんだろうなぁ意図的に紗をかけたような映像にしていたんですかねぇ
切り口の違う記事はコチラ
2022年製作、日本映画、BBB作品
井上博貴脚本・監督作品
井上博貴脚本・監督作品
出演:兎丸愛美、細田善彦、渋江譲二、上野なつひ、織田美織
