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レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、店舗型レンタル店の残日録。

人でなしの恋

2023-01-03 23:27:48 | 邦画
先に見た「」と<NTR(寝取られ)>エロス作品として対で井上博貴さんの脚本監督
作品として製作して劇場公開された作品
先の「鍵」は谷崎潤一郎原作って謳われていましたが
この作品原作自体江戸川乱歩の『人でなしの恋』ですが、昭和デカダンスの猟奇作品と違い
時代設定を令和に置き換えている事からかしら江戸川乱歩原案となっておりますねぇ
 
結婚しようとしていた恋人に浮気され失恋し落ち込んでいた兎丸愛美演じる京子に
友人が今はマッチングアプリで恋人探しする時代だからとけしかけられて
登録したら一件レスが来ており、その美青年の細田善彦演じる門田と出会い、何度か逢瀬を重ねるうちに京子の方が惹かれてついに結婚する
京子は新婚生活に幸せを感じているが、夫の雰囲気から自分以外に女がいるのではないかと疑念を抱くようになり、
私立探偵の渋江譲二演じる野村に浮気調査を依頼するものの一週間では何も出てこないものの
IT企業に勤める門野の会社は在宅勤務をモットーとしてることだけがわかるが
夫は毎日出勤していく
 
京子が門野の本当の姿を知ろうとすればするほど、何にも出てこずに
焦り始めた京子は探偵に支払う金が底をつき
そこに野村がつけ込んで京子をムリクリ犯してしまう
夫への浮気調査が自分が犯されたりで完全にここいらはアイロニーでしかないものの
そんな自分を省みる事なく京子の夫への探求は深まっていき・・・

原作を現代に置き換えていて、京子の門野への過剰というか異常な愛は探偵の野村との肉体関係をも厭わなくなっていく異常さを見事に兎丸愛美さんという私にはお初な女優さんが体当たりで演じられていて結構ハマる作品となっており
映画のサイトでの梗概では衝撃的な結末って言ってるものの
それは戦前の昭和なればこその世界観だったんでしょうが
現代では性的マイノリティーが社会に認知されており
この映画で描かれてる性的嗜好というか性癖も社会に少しは認知されてる世界観ですよね
 
この衝撃的な結末自体タイトルに表現されていたとはねぇ
“人でなし”って辞書的な意味ではなく完全字面でしたねぇ
ってこれ以上ネタばれしたくないんで筆をここでおきますが
なんだろうなぁ意図的に紗をかけたような映像にしていたんですかねぇ
 
切り口の違う記事はコチラ
 
2022年製作、日本映画、BBB作品
井上博貴脚本・監督作品
出演:兎丸愛美、細田善彦、渋江譲二、上野なつひ、織田美織
コメント
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ブレット・トレイン

2023-01-03 17:33:04 | 洋画
この作品もお正月用にとって置いた作品
私は映画の情報を全く入れない人ですから、これってアクションコメディだったんですね
ってそうコメディ色が強いのはエンドクレジット見てて初めて知ったんですが
伊坂幸太郎さんの原作だったんですね
もちろんそんな訳で伊坂さんの作品の映画化って事でアメリカ映画出の舞台を日本にしていたんですね
弾丸列車っていうことで新幹線が舞台の映画
って事である意味新幹線は走る密室ですからねぇ
いわゆる舞台は動いてるようで動いてないという不思議な空間で全て起きる映画
 
そんな舞台自体は全く動かない密室状態で殺し屋さんたちがウロウロとかたくさん出てきて殺し合うお話が前半で
っていうかブラピをはじめとして、みかんとレモンの殺し屋コンビ
木村って言う日本人の男、そしてよくわかんないお姉ちゃんと言った殺し屋たちが
ブラピが受け取るというか盗み出せって言われてるブリーフケースを巡ってのバトルでして
いや伊坂作品にしては珍しくっていうか脚色ですから殺される人間の殺され方が実にエグくて
そこは映画的に切り株好きにはたまんない作風でしたが
 
確かにアクション映画の割にはどこか会話劇の要素が・・・
その会話は見てるとそんなに苦痛ではなかったんだよな
特にみかんとレモンの会話が掛け合いになってるのは伊坂幸太郎の真骨頂でもあるんですよね
そんな感じで前半は展開されてたいくんですが
 
これら殺し屋さんたちが集合してきてるのには・・・背後にヤクザの大物“ホワイト・デス”の陰謀がうごめいていて
そんなホワイトデスに立ち向かうのは真田広之さんが登場する後半
あの狭い新幹線の車内でポン刀での立ち周りが凄過ぎて
っていうかアメリカ映画ですから殺陣師がいないわけで、そこいらの演出は真田さんだっただろうって推察するのみですけども
しかし、真田さんってあんだけ走って進んでる新幹線にどこから乗ってきたんでしょうか?最初っから乗ってた?
っていう疑問さえ見てるこっちに思わせない存在感でした
そうフェミニズムのアメリカ映画ですからあのお姉ちゃんどう決着つけるんかいなって思っていたら
まさかそうくるとは、これは意外でありグロでもありましたがな
 
そういやチャニング・テイタムが乗客として出ていたなぁ
ブラピに化けさせられていたし
ブラピを動かしていた電話の主はサンドラ・ブロックだったのね
しかし、まさか新幹線を京都で脱線させるとはねぇ
コロムビア映画っていうかSONY映画なんで日本がある意味しっかりと描かれていたんだけど
新幹線が東京から品川に着く一役の経過時間が実に長かったなぁ
 
2022年製作、アメリカ映画
デビッド・リーチ監督作品
出演:ブラッド・ピット、ジョーイ・キング、アーロン・テイラー=ジョンソン、ブライアン・タイリー・ヘンリー、アンドリュー・コージ、真田広之、福原カレン、マイケル・シャノン、バッド・バニー、サンドラ・ブロック、サジ・ビーツ、ローガン・ラーマン、マシ・オカ、チャニング・テイタム、ライアン・レイノルズ
 
 
コメント (2)
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