MOMENT

レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、店舗型レンタル店の残日録。

気まぐれ渡世

2023-01-10 23:33:55 | 邦画
<日活110周年記念ブルーレイ&DVDシリーズ20セレクション>ということで12月から1月にかけて名作とパッケージ化されてない日活作品がリリースされている
その中の数本を購入しておりますが
ってことで未パッケージ化作品の宍戸錠さんの作品です
ポスターからもDVDジャケットからも世も取れるように
ニューダイアモンドラインのが一角に昇格したエースのジョー
確かニューダイアモンドラインでの宍戸錠主演作はエースのジョーのキャラを発展コメディ化した「ろくでなし稼業」だったような
ちょい悪で悪には強いとっぽいキャラを相棒二谷英明同棲演じてシリーズ化された“ろくでなし”キャラを宍戸錠一人で演じた作品として言った感じ
ってことでカラー作品だからシスタームービーではないようですね
っていうか今ではニューダイアモンドラインのスターたちも小林旭さんを除いて全員鬼籍の人
 
1962年製作で、なんとロケの街では64年のが東京オリンピックのポスター何見られるものの
戦後17ですが、映画自体の物語の背景はまだまだ戦争を引っ張っているんですね
ジョーは空軍パイロットのが生き残りであり孤児だった人
そしてシスター芦川いずみも戦災孤児で
物語の芯となる銃器密売組織のボスはジョーの戦友だった人物
これで戦争を引きずってないとは言えない、当時の観客も当たり前のようにこう言った背景をまだまだ当然のように受け入れられるようですね
 
そういやここのブログでもヒロインや悪女を“機動捜査班シリーズ”で演じていた香月美奈子さんが一応ヴァンプ役で登場してきていましたねぇ
そしてこれまた上記機動捜査班で悪役務めていた内田良平さんがジョーの戦友で銃器密売ボス
変な外国語をしゃべくる藤村有弘さんが初老の刑事でした、シリアス藤村有弘見るのは馴染めない自分がいるんですよね
 
ジョーさんのコメディアクションは気楽に見えていいよね
それに赤ん坊が加わってくるコントラストが実にいい
もう少し芦川いづみさんがハラハラさせてくれるような演出が有ればベリーグッドな作品となっていたかなぁ
 
1962年製作、日本映画、日活作品
西川克己共同脚本・監督作品
出演:宍戸錠、芦川いづみ、内田良平、香月美奈子、加藤武、藤村有弘、加原武門、雪丘恵介、天草四郎、日野道夫、野呂圭介
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タイムボム 爆弾解除、ミスしたら即死。

2023-01-10 17:01:05 | 洋画未公開
WOWOWのジャパンプレミア枠での初OAされた後にDVDスルーの未公開映画
「タイムボム 爆弾解除、ミスしたら即死。」誰だこんな邦題つけた奴は、責任者出てこい!!
全くセンスゼロっていうかマイナスなクソ野郎だよね
相変わらずのクルマのシートに座ったら爆弾の起爆装置のスイッチが入り・・・
こんな映画は今まで腐るほど見てきてますが
実はこの映画のテーマは実に真面目なテーマでして
現在ウクライナが置かれてる侵略戦争下で子供たちの命が失われていく現実を告発してる娯楽映画だったのに
こんなふざけた邦題つけやがって・・・
 
今クルマに爆弾が仕掛けられたって書きましたが、仕掛けられたのはウクライナ戦争で実際に使われてる対戦車地雷
そんな地雷が仕掛けられた車に閉じ込められたのがウクライナで地雷撤去に関わってきていたベテラン地雷撤去の女性と幼い子ども2人
まずはタイムボムってことで爆破時間のタイムリミット30分のタイマーが入り
 
民間地雷除去会社の社員でして仲間を呼び寄せ残り時間はたった30分のタイムリミットで爆破を阻止できるのか・・・
もうオープニングからリアルタイムで最初の30分の緊張感は視聴者にも強いるシノプシスが素晴らしい緊迫感たっぷりな地下駐車場だけでのワンシチュエーションサスペンス
そしてこの映画に出てくる女性が警部さんを除いて美人揃いがある意味眼福
綺麗な姉ちゃんがっても設定は中坊くらいの男の子の母親ですが・・・

殆どが地下駐車場内での爆弾解除なので、動きがないとこは退屈にはなるかもしれませんが先にも書いたように緊張感で見せる作品
タイマーは解除したものの対戦車地雷が残っており、今度は重量が減ると爆発するから、爆弾処理の友人がどれだけ減量できるかって計算したら
マイナス40kgまで
ってことで子供一人分、実は車内の子供は血のつながりがなく
離婚夫婦同士でお互い結婚を前提の同棲世帯だったから
子を選択するって言う親としても苦渋の決断とか迫られて、親子関係にヒビが入ったりと結構凝ったプロットでも見せる作品

ウクライナ紛争の問題も絡ませて実にタイムリーな作品でもありましたし
子供がこの戦争で何人死んでるかってエンドクレジットの前にスーパーが入るフランス映画
タイムリーであり、反戦内容の濃い作品でした
ケレンは最後にこのクルマ大爆発します
 
2021年製作、フランス映画
ヴァンヤ・ペイラニ=ヴィーニュ共同脚本・監督作品
出演:ノラ・アルネゼデール、ピエール・キウィット、ラディヴォイエ・ヴクヴィッチ、サラ・モーテンセン、エドゥアール・モントゥーテ
 
コメント (2)
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