これもYouTubeでの配信で視聴した梅宮辰夫さんが主演してる任侠映画
もちろん未パッケージ作品
こんな作品にも出ていたんですねぇっていうか彼はマルチタレントでして映画的にはっていうかホームグラウンドの東映作品ではいわゆるシスタームービーの軟派路線作品のトップスターっていうかほとんど彼埜一人舞台でしたが
こういった任侠路線からギャング果は刑事までっていうか何にでも演じられる稀有な俳優さんだし
デビューは「遊星王子」というお子様プログラムでしたよね
そんな器用な彼でも任侠映画では「花札渡世」、「決着(おとしまえ)」「渡世人」と着流し任侠作品でも主役を張っての「代貸」なんですね
この作品ではさらに若山富三郎先生と共演されており鶴田浩二御大も出演されて
っていうか鶴田御大とは任侠他作品での共演経験もおありでしたが
ラストこの三人さんが横並びでの殴り込み道行シーは任侠映画ファンには感涙のシーンでしかない
さらに凝ってるのは梅宮さんの得物は槍、鶴田御大は拳銃、若山先生は投げナイフ
という特殊さでして、散々天津敏さんに撃たれた挙句に関山耕司のポン刀奪っての天津さんを正面からの袈裟斬りでしたねぇ
ってことで鶴田御大が一番おいしい役でしたが脚本の棚田吾郎さんのセリフが処処に光っていましたが
梅宮さんは陸軍の衛生兵を満期除隊してきた身がこの映画のオープニング、
殴り込みの後のセリフが”徴兵から帰ったばかりで今度は懲役ですが“.
っていうのにエンドマークがかぶる
これってメインだったのかな若山鶴田出演してるから
でも女優陣が城野ゆき、白木マリに相変わらずのバンプでの三原葉子さん
城野さんは梅宮を恋し、白木マリはずーっと鶴田を待つ女そして三原葉子さんはいい方の親分のおかみさんながら敵の親分と肉体で繋がってる役所
まぁ適材適所ではあるもののお三人には悪いけど女優陣が薄かった気がしたのはわたしだけ?
田舎のひなびた温泉宿を舞台に陸軍病院の療養施設建築を巡っての争いがメインシノップスですが城野さんと梅宮さんとは一応ロミジュリ関係って言うコントラストを付けてるものの三原さんが女優陣の魅力を一人でのもってった感じでしたねぇ
脇では山城新伍ちゃんがいつも通りでしたが珍しく今井健二さんが裏返らずに表の役だったのが印象的でした
1968年製作、日本映画、東映作品
佐伯清監督作品
出演:梅宮辰夫、若山富三郎、大木実、城野ゆき、白木マリ、三原葉子、山城新伍、清水元、今井健二、植田灯孝、山之内修、八名信夫、関山耕司、潮健児、佐藤晟也、小林稔侍、天津敏、沢彰謙、室田日出男、河合絃司、御木本伸介、須賀良、大木史朗、相馬剛三、久保一、辰巳柳太郎、鶴田浩二
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