思いがけず、Y先生の伴奏評を伺ってしまった私たち母娘は、
少なからずショックを受けてしまいましたが、
試験で評価を受けるのはあくまでヴァイオリンを弾いた学生本人。
本番でいかに実力を出し切れたか、です。
とはいえ、S先生に伴奏していただいた経験がある学生は、
「自分のレベルがワンランク上がったような気がした」
「下手な演奏でも盛り立てていただける」
「音楽に乗れて気持ち良く弾けた」
といった感想を持つそうです。
娘もその感覚をぜひとも味わってみたいそうです。
機会があれば、一度S先生に伴奏をお願いしたいと思います。
実技試験の結果が出た2日後に、またタイミング良くY先生のレッスンが入っていました。
娘が点数をお知らせすると、「ありゃ!」と軽く驚かれた感じでしたが、
「曲のせいだね。」
とおっしゃいました。
いつもは、音楽の内容とは関係ない審査の内情など一切お話にならないY先生ですが、
この日のレッスンは珍しく午前中で、まだ疲れていらっしゃらなかったからなのか、
「審査あるある」的なことを少しお話ししてくださいました。
ここでは書かないでおきますが、
「うーん、なるほど。」とうなってしまうものがありました。
課題曲が自由曲の場合、曲選びはよくよく考えないといけません。
その点、1年生の期末実技試験は、曲選びに成功したようです。
あの時は、K先生のご指示によるものでした。
こんな超絶技巧曲を!?と当時は思ったものですが、結果的に吉と出ました。
今回のチャイコンは娘がどうしても弾きたくて、自分で決めたものです。
やりたいことができたので娘は満足していますが、良い選曲ではなかったようです。
こう書いていくと、先日出た試験結果がかなり悪かったように思われるかもしれませんが、
実のところ、昨年度の点とほとんど変わっていません。
ただ、今回は自分の欠点としっかり向き合ってかなり頑張ったという自負が
娘の中にあるので、点数が伸びなかったことに少しショックを受けたのでした。
柏屋の薄皮小饅頭。
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