これまで、karagura56さんのブログ「浅きを去って深きにつく」から、友岡さんの言葉を拾ってきました。
同じブログには、友岡さんのセミナーや講演の記録も残っています。
「浅きを去って深きにつく」karagura56さんのブログ
雅弥氏講演1 常勝大阪(December 3, 2007)
読みやすいように、まとめられるものは整理して再構成しました。
明らかな誤字脱字は訂正しました。
友岡さんがまだ創価学会に幻想を抱いていたころの講演ですから、多少割り引いて読む方がいいかもしれません。
■友岡 雅弥氏(東洋哲学研究所・研究員)の講演内容(要約)
■日付/H6.6.12
■会合名/不明
例えばキリスト教は1回死んでしばらく煉獄という所で待ってるわけです。
そして最後の審判の日に身体を伴って生まれて来て、良い事した人は天国で永遠に生き続ける。
悪い事した人は地獄で永遠に生き続ける。
ユダヤ教もイスラム教も同じ事言ってる。日本の神道では、「常世(とこよ)の国」。
中国の儒教、道教、エジプトの古代宗教も全部いっしょ。
共通してるのは死ぬのは1回ということです。
1回死んで、良い事した人は天国で永遠に生きる。
これがどういう所から来たかというと、ほんまに死んでからの事が分かってたわけやないんですよ。
『死ぬのは恐い。でもその死ぬのは1回だけや』と。この1回だけ我慢したらずっと天やないか』と、ばかにされてしまいます。
以上のように創価学会の評判は海外では高いことが理解して頂いたと思うんですけど、なぜ高いか?
一つは名誉会長の私心無き行動。もう一つは創価学会が「仏教の精神を今に復活した」という団体として注目を集めているんですね。
「ヨハン・ガルティング」ていうノルウェーのオスローの「平和問題研究所」の所長がおるんです。平和を学問として大成した人なんです。
この人が出している本の中で『仏教には他の宗教には無い、平和・人権・環境破壊の問題を解決する全ての鍵がある。それは仏教は自分の心の中に仏があると説くからだ。』て言うんですね。
日本の仏教は反対ですわ。『仏さん』て言うたら向こうにおるんですね。
一人の人を長く騙すことはできますよ。『俺は結婚してへん。おまえのこと好きや』言うて不倫でね。
また大勢の人を一年二年騙すこともできる。
どこへ行ったの紅茶キノコブームね。今ヨーグルトキノコ、ブームは日本では2年と続かない。
しかし大勢の人間を長いこと騙すことはできません。
今まで戦後いろんな宗教団体が流行って、そして廃れました。
「天理教」、「立正佼正会」、「オーム真理教」。
つい5年前まではあんだけ飛ぶ鳥を落とす勢いやった「幸福の科学」。
「大川隆法総裁」は日蓮の生まれ変わり、その前はキリストの生まれ変わり。
その前はゴータマブッタの生まれ変わりで、老師の生まれ変わり。
老師とゴータマブッタはほとんど同じ時に生きてるわけですから同時に2人になってる。
そんなおかしな話はないわけで。『その名を最高神である「エル・カンターレ」!』。
ドライアイスがーとたいて日本武道館でやったわけですよ。
それ「エル・カンターレ」ちゃうて、「あかんたーれ」やと。
(おわり)
【解説】
「ヨハン・ガルティング」ていうノルウェーのオスローの「平和問題研究所」の所長がおるんです。平和を学問として大成した人なんです。
この人が出している本の中で『仏教には他の宗教には無い、平和・人権・環境破壊の問題を解決する全ての鍵がある。それは仏教は自分の心の中に仏があると説くからだ。』て言うんですね。
創価学会・公明党には、本当に平和のために頑張ってほしかった。
今の世界を見ると、ロシアとウクライナの戦争、中東における紛争とその後の人道危機、ネット時代の人心の荒廃、経済格差の広がり、異常気象、地球温暖化……
一つとして解決に向かう兆しがみられません。
本来なら、仏教思想に基づく英知を集めて、世間をリードする政策を打ち出せる可能性があったはずなのに、創価学会・公明党の幹部は何をやって来たんでしょうね。
きっと、友岡さんも嘆いていることでしょう。
獅子風蓮