自家製チャーシューが抜群にウマく、月イチでお持ち帰りを購入している、一橋学園の『なにや』さん。
自宅で楽しむだけでなく、お土産に持参しても喜ばれること間違いなし。
購入後は、お店でそのまま食事したり、近所の『うどんや 武』さんで食べることもあるが、
以前から気になっていたのが、店舗のすぐ隣にある『むぎきり』というお店。
なにやさんとは、店主同士が兄弟なのだが、こちらは手打ちうどんのお店。
毎回、店の前に行列ができていたり、完売で早じまいしていたりと、なかなか入店する機会に恵まれず。
今年ようやく、初訪問することができたが、店内はやはり混雑していた。
少し待ってから、テーブル席に案内される。最近は夜の営業をやめ、メニューも少し絞った模様。
上記以外にも、日替わりメニューや春巻などもある。私はまず、「ビール」550円と「春巻」480円を注文。
厨房では店主らしき男性が、うどんの打ち・茹で・調理などを担当。結構若い方なので、二代目だろう。
運ばれてきたビール中瓶を飲んでいると、春巻が揚がった。
中身は当然熱々ではあるが、片栗粉使用のドロッとしたタイプではないため、口内ヤケドの心配がない。
丁寧に作られているのがわかる一品で、蕎麦前ならぬ「うどん前」に最適であった。
シメのうどんは、「天ぷら」(エビ1本と野菜)1400円を、温かい(かけ)で注文。
この日、周囲の客のほとんどが「野菜天」(野菜5品)950円の冷やし(もり)を頼んでいた。
野菜嫌いの私としては、エビちゃんくらいは居てもらわないとさみしいので。
私が座った席の前には、お運び用の「木製お盆」が並んでいた。老舗っぽくていいね。
そのお盆に乗せられた、お目当ての「天ぷら」うどんが到着。
写真を撮っていたら、厨房のおばちゃんが「反対よ」と、ホール担当のおばちゃんに指示を出し、
そのおばちゃんがやってきて、「さっき左右反対に置いちゃった。ごめんねえ」と、お盆の左右を入れ替える。
私の場合、あとでうどん単品と天ぷら盛り合わせを、それぞれ単独で撮影するので、
左右逆でも気にしないのだが、お店側としては、正しい配置で撮影してほしいのだろう。
いずれにしても、「ちょっとアンタ、左右逆じゃないのよ!」などと、無知な私を叱ることなく、
「反対でごめんねえ」と、やんわりと指摘してくれた、店員さんの真心に感謝したい。
ところで、配膳作法では、うどんが左側でもいい気がするのだが…手前じゃなかったからかな?
肝心の味だが、うどんは平べったい形状で、ちゃんとコシがあるのになめらか。のど越しも最高。
武蔵野でも讃岐でもないが、私の好みに合ったうどんで、とにかくウマい!
しかもこのうどん、丼内にたっぷり入っており、食べ切るのに時間を要した。
東日本らしい濃口ツユとも好相性で、このうどんなら「もり」も、絶対にウマいはずだ。
天ぷらは、ししとう2本、大葉、レンコン、かぼちゃ、舞茸にメインの海老。「野菜天」+海老という構成か。
海老自体もなかなか大きく、ご覧のように、丼には収まり切らないレベル。
この海老天なら、野菜天より450円高いだけの価値があるよ…と納得しながらメニューを再確認したところ、
「天ぷら~~1400円から」の「から」の文字に気付いた。
愛想ヨシのおばちゃんやマジメそうな店主が、ぼったくるとは思えず、心配はしていなかったが、
その下の「特天ぷら 大エビ2本と野菜 2000円から」というメニューも気になる。
私が食べた海老天もじゅうぶん「大エビ」なのに、暫定600円プラスということは、さらにデカくなるのか。
次回は特天ぷら…イヤ、まずは冷たいもりうどんだろう、と再訪を誓いお会計。
わざわざ店主が厨房から出て、お会計をしてくれたので、「とても美味しいうどんでした」と告げて退散。
あ、「天ぷら」うどんのお代は、メニュー表示とおり1400円だったよ(笑)。
店を出ると、入口ドアに「本日売り切れ」を知らせる看板が出ていた。
時刻は12時45分。11時30分開店なので、営業時間は1時間15分。次回はもっと早く来よう。
それにしても、『なにや』さんという名店の隣に、もうひとつ名店があるとは驚きだ。
この近隣に住んでる方が、本当にうらやましいよ。
有言実行、前回より早めに訪問したが、相変わらずお店は大繁盛。
入口付近の待ち客用イスに座っていると、店主が厨房から店外に出て、「売り切れ」看板を出した。
時刻は12時15分。この日は45分で売り切れか!
今回の注文は「つけめん(温肉汁)」800円に、「温泉たまご」120円をトッピング。
先に玉子ちゃんがやってきた。柚子らしき柑橘類の欠片がちょこんと乗っている。
数分後、切り立て、茹で立て、締め立てのうどんが、温かい肉汁と一緒に登場。
冷水で締められたうどんは、大きな器にたっぷりと盛られている。
相変わらず踊るような歯触りとのど越しで、量は多いけどスルスルと胃に収まっていく。
かけのツユと同様、濃口醤油ベースのつけ汁には、野菜やシイタケ、そしてお肉の旨味が溶け出していた。
※温玉も仲間入り
写真はないが、玉子をうどんに絡めたりして、ペロリとたいらげ「ごちそうさまです」。
この日は、前回のおばちゃんより若い女性店員(店主の奥様?)が接客担当だったのだが、
私の会計時だけ、またまた厨房から店主が出てきた。食い逃げされないよう警戒しているのか(泣)。
「今日もおいしかったです」と話しかけ、最近のだいたいの売り切れ時間をたずねたところ、
「今日みたいに早い日ばかりではないですが、仕込みを抑えているので…」と、店主自身も不本意な様子。
品切れや早期売り切れは、客にとっては残念だが、食材ロスを出すわけにもいかないからね。
むぎきりさんだけでなく、コロナ禍のせいで客入りが読めず、仕込み量に苦労しているお店は多い。
3度目の訪問時は、13時を過ぎていたが運よく入店できた。店主が語ったように、日によって差があるようだ。
ただし、その後すぐに売り切れ看板が出され、結果的に私がその日最後の客となった。
お目当ての「カレーうどん」が売り切れていたので、「もり」600円の大盛+200円をオーダー。
ウマいから喰えるだろう、と楽観視していたが、いざ目の当たりにすると、ちょっとピンチと思わせる麺の量。
前回よりもデカい、すり鉢状の器に、例の絶品うどんがビッシリ詰まっている。
冷たいつけ汁は、小麦の甘味を感じるうどんと対照的な濃い出汁。こちらも、やや大きめの容器なので食べやすい。
しっかり味わいたいのだが、満腹中枢が働く前に、一気に啜っていくしかない。
ウマい、おいしい、絶品、最高…と心の中で称賛しつつ食べ進めたが、なかなか減らない。
上記画像は、半分以上食べた状態なのだが、水切りザルなどの上げ底がないのを、わかってもらえたであろうか。
ここからラストスパートをかけ、最後の1本まで余すことなく食べ切る。
満腹感を満足感が大幅に上回る、素晴らしいランチであった。帰路、歩くのがツラかったが(苦笑)。
会計時、またまた店主に「大盛は普通の倍くらいありますか?」とたずねたら、
「倍…まではいかないです」とのこと。「それでも多くて大変でした」と返答したら、
「他のお店が少ないんですよ」と、誇らしげに断言。
やや食が細くなったが、今でも大食漢かつ熱血漢(?)を自負する私としては、こういうお店は大好きだ。
美味しいうどんを腹イッパイ啜りたくなったら、第一候補はむぎきりさんだな。
問題は、最速で45分という短すぎる営業時間だ…。
先日、東京では3度目となる緊急事態宣言が発令された。本日5月2日、なにやさんに買い物に行き、
ついでに隣の様子も確認したら、臨時休業となっていた。
コロナが収束すれば、むぎきりさんも仕込みを増やし、夜営業も再開してくれるだろうし、
いつかは、なにやさんとのハシゴ酒&ハシゴ麺にも挑戦したいよ。
いずれにしても、隣り合ったこの2軒とは、末永いお付き合いになりそうだ。
むぎきり
東京都小平市学園西町1-26-26
西武多摩湖線一橋学園駅から徒歩約2分 JRなら新小平駅から徒歩約18分
営業時間 11時半~14時半、17時~19時半
5月11日まで休業、その後もしばらくは昼営業のみだと思われます
定休日 木、ほか不定休あり 売り切れ店じまいあり
※昼の繁忙時は、電話には出ない模様
※隣の『なにや』さんも、当分は11時半~14時と、昼のみ営業です
自宅で楽しむだけでなく、お土産に持参しても喜ばれること間違いなし。
購入後は、お店でそのまま食事したり、近所の『うどんや 武』さんで食べることもあるが、
以前から気になっていたのが、店舗のすぐ隣にある『むぎきり』というお店。
なにやさんとは、店主同士が兄弟なのだが、こちらは手打ちうどんのお店。
毎回、店の前に行列ができていたり、完売で早じまいしていたりと、なかなか入店する機会に恵まれず。
今年ようやく、初訪問することができたが、店内はやはり混雑していた。
少し待ってから、テーブル席に案内される。最近は夜の営業をやめ、メニューも少し絞った模様。
上記以外にも、日替わりメニューや春巻などもある。私はまず、「ビール」550円と「春巻」480円を注文。
厨房では店主らしき男性が、うどんの打ち・茹で・調理などを担当。結構若い方なので、二代目だろう。
運ばれてきたビール中瓶を飲んでいると、春巻が揚がった。
中身は当然熱々ではあるが、片栗粉使用のドロッとしたタイプではないため、口内ヤケドの心配がない。
丁寧に作られているのがわかる一品で、蕎麦前ならぬ「うどん前」に最適であった。
シメのうどんは、「天ぷら」(エビ1本と野菜)1400円を、温かい(かけ)で注文。
この日、周囲の客のほとんどが「野菜天」(野菜5品)950円の冷やし(もり)を頼んでいた。
野菜嫌いの私としては、エビちゃんくらいは居てもらわないとさみしいので。
私が座った席の前には、お運び用の「木製お盆」が並んでいた。老舗っぽくていいね。
そのお盆に乗せられた、お目当ての「天ぷら」うどんが到着。
写真を撮っていたら、厨房のおばちゃんが「反対よ」と、ホール担当のおばちゃんに指示を出し、
そのおばちゃんがやってきて、「さっき左右反対に置いちゃった。ごめんねえ」と、お盆の左右を入れ替える。
私の場合、あとでうどん単品と天ぷら盛り合わせを、それぞれ単独で撮影するので、
左右逆でも気にしないのだが、お店側としては、正しい配置で撮影してほしいのだろう。
いずれにしても、「ちょっとアンタ、左右逆じゃないのよ!」などと、無知な私を叱ることなく、
「反対でごめんねえ」と、やんわりと指摘してくれた、店員さんの真心に感謝したい。
ところで、配膳作法では、うどんが左側でもいい気がするのだが…手前じゃなかったからかな?
肝心の味だが、うどんは平べったい形状で、ちゃんとコシがあるのになめらか。のど越しも最高。
武蔵野でも讃岐でもないが、私の好みに合ったうどんで、とにかくウマい!
しかもこのうどん、丼内にたっぷり入っており、食べ切るのに時間を要した。
東日本らしい濃口ツユとも好相性で、このうどんなら「もり」も、絶対にウマいはずだ。
天ぷらは、ししとう2本、大葉、レンコン、かぼちゃ、舞茸にメインの海老。「野菜天」+海老という構成か。
海老自体もなかなか大きく、ご覧のように、丼には収まり切らないレベル。
この海老天なら、野菜天より450円高いだけの価値があるよ…と納得しながらメニューを再確認したところ、
「天ぷら~~1400円から」の「から」の文字に気付いた。
愛想ヨシのおばちゃんやマジメそうな店主が、ぼったくるとは思えず、心配はしていなかったが、
その下の「特天ぷら 大エビ2本と野菜 2000円から」というメニューも気になる。
私が食べた海老天もじゅうぶん「大エビ」なのに、暫定600円プラスということは、さらにデカくなるのか。
次回は特天ぷら…イヤ、まずは冷たいもりうどんだろう、と再訪を誓いお会計。
わざわざ店主が厨房から出て、お会計をしてくれたので、「とても美味しいうどんでした」と告げて退散。
あ、「天ぷら」うどんのお代は、メニュー表示とおり1400円だったよ(笑)。
店を出ると、入口ドアに「本日売り切れ」を知らせる看板が出ていた。
時刻は12時45分。11時30分開店なので、営業時間は1時間15分。次回はもっと早く来よう。
それにしても、『なにや』さんという名店の隣に、もうひとつ名店があるとは驚きだ。
この近隣に住んでる方が、本当にうらやましいよ。
有言実行、前回より早めに訪問したが、相変わらずお店は大繁盛。
入口付近の待ち客用イスに座っていると、店主が厨房から店外に出て、「売り切れ」看板を出した。
時刻は12時15分。この日は45分で売り切れか!
今回の注文は「つけめん(温肉汁)」800円に、「温泉たまご」120円をトッピング。
先に玉子ちゃんがやってきた。柚子らしき柑橘類の欠片がちょこんと乗っている。
数分後、切り立て、茹で立て、締め立てのうどんが、温かい肉汁と一緒に登場。
冷水で締められたうどんは、大きな器にたっぷりと盛られている。
相変わらず踊るような歯触りとのど越しで、量は多いけどスルスルと胃に収まっていく。
かけのツユと同様、濃口醤油ベースのつけ汁には、野菜やシイタケ、そしてお肉の旨味が溶け出していた。
※温玉も仲間入り
写真はないが、玉子をうどんに絡めたりして、ペロリとたいらげ「ごちそうさまです」。
この日は、前回のおばちゃんより若い女性店員(店主の奥様?)が接客担当だったのだが、
私の会計時だけ、またまた厨房から店主が出てきた。食い逃げされないよう警戒しているのか(泣)。
「今日もおいしかったです」と話しかけ、最近のだいたいの売り切れ時間をたずねたところ、
「今日みたいに早い日ばかりではないですが、仕込みを抑えているので…」と、店主自身も不本意な様子。
品切れや早期売り切れは、客にとっては残念だが、食材ロスを出すわけにもいかないからね。
むぎきりさんだけでなく、コロナ禍のせいで客入りが読めず、仕込み量に苦労しているお店は多い。
3度目の訪問時は、13時を過ぎていたが運よく入店できた。店主が語ったように、日によって差があるようだ。
ただし、その後すぐに売り切れ看板が出され、結果的に私がその日最後の客となった。
お目当ての「カレーうどん」が売り切れていたので、「もり」600円の大盛+200円をオーダー。
ウマいから喰えるだろう、と楽観視していたが、いざ目の当たりにすると、ちょっとピンチと思わせる麺の量。
前回よりもデカい、すり鉢状の器に、例の絶品うどんがビッシリ詰まっている。
冷たいつけ汁は、小麦の甘味を感じるうどんと対照的な濃い出汁。こちらも、やや大きめの容器なので食べやすい。
しっかり味わいたいのだが、満腹中枢が働く前に、一気に啜っていくしかない。
ウマい、おいしい、絶品、最高…と心の中で称賛しつつ食べ進めたが、なかなか減らない。
上記画像は、半分以上食べた状態なのだが、水切りザルなどの上げ底がないのを、わかってもらえたであろうか。
ここからラストスパートをかけ、最後の1本まで余すことなく食べ切る。
満腹感を満足感が大幅に上回る、素晴らしいランチであった。帰路、歩くのがツラかったが(苦笑)。
会計時、またまた店主に「大盛は普通の倍くらいありますか?」とたずねたら、
「倍…まではいかないです」とのこと。「それでも多くて大変でした」と返答したら、
「他のお店が少ないんですよ」と、誇らしげに断言。
やや食が細くなったが、今でも大食漢かつ熱血漢(?)を自負する私としては、こういうお店は大好きだ。
美味しいうどんを腹イッパイ啜りたくなったら、第一候補はむぎきりさんだな。
問題は、最速で45分という短すぎる営業時間だ…。
先日、東京では3度目となる緊急事態宣言が発令された。本日5月2日、なにやさんに買い物に行き、
ついでに隣の様子も確認したら、臨時休業となっていた。
コロナが収束すれば、むぎきりさんも仕込みを増やし、夜営業も再開してくれるだろうし、
いつかは、なにやさんとのハシゴ酒&ハシゴ麺にも挑戦したいよ。
いずれにしても、隣り合ったこの2軒とは、末永いお付き合いになりそうだ。
むぎきり
東京都小平市学園西町1-26-26
西武多摩湖線一橋学園駅から徒歩約2分 JRなら新小平駅から徒歩約18分
営業時間 11時半~14時半、17時~19時半
5月11日まで休業、その後もしばらくは昼営業のみだと思われます
定休日 木、ほか不定休あり 売り切れ店じまいあり
※昼の繁忙時は、電話には出ない模様
※隣の『なにや』さんも、当分は11時半~14時と、昼のみ営業です