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朝昼晩、時間を問わず飲んで喰って面白おかしく過ごす人生を歩みたいです。※旧名「日が沈む前に飲む酒はウマい」

ビフテキ290円の激安酒場 立川『ビーフキッチンスタンド』

2021年05月06日 | 居酒屋・バー
2回目の緊急事態宣言のときにやっていた、時勢を意識した企画【近所の飲食店を巡る】シリーズ。
近所と言いつつ「徒歩60分圏内」と定めたため、昭島や豊田などまで行くこともあったが(詳細はこちら)、
もちろん、地元立川でも飲食はしており、その中のひとつが、今回紹介する『ビーフキッチンスタンド』
とあるラーメンブログでその存在を知り、駅近くにある店舗の近くまで様子を見に行ったところ、
ビフテキ290円のオレンジ文字に心を奪われ、入店を決意。なお価格はすべて外税、以下同。

卓上メニューに目を通すと、ビフテキだけでなく、ハンバーグやチキンソテーなども380円と安い。
どうやら、お酒は大半が290~500円くらいだが、おつまみはどれも100~480円と、立ち飲み屋と同等の価格設定。
あとで調べたところ、ビーフキッチンスタンドは、激安ビフテキなど多彩な料理をお手頃価格で提供するバルで、
都内や横浜に数店舗あるが、東京の西地区は立川が初出店とのこと。
立川のチェーン店は、ダメ店員がいる場合が多く(※該当例多数)、なるべく入らないようにしているが、
こちらのお店は、若い女性店員3名が、私語を控えてマジメに働いていた…ように見えたよ。

ただでさえ安いこちらのお店には、さらにお得な「ちょい飲みプラン」まである。


プランAは肉料理+サイド2品+ドリンク、プランBは料理1品にドリンク2杯で、どちらも1000円。
上記のお得なプランは、開店から19時までのハッピーアワーのみ注文可。
私の訪問時は、酒は19時ラストオーダー・20時閉店の時期で、結果的に全時間帯ハッピーアワーであった。
ドリンクは一部の高価格メニューを除く中から選択。選べる料理のメニューはこちら。


毎度のことながら、撮影に失敗してゴメン。ちゃんと確認したい人は、食べログなどを見てくれ(←無責任)。
私はAを選択し、「名物ビフテキ」、「トリカラ&カニコロ」、「チーズふっくら玉子焼き」に、
「ホッピーセット・白」の組み合わせをオーダー。これで1000円はお得すぎるだろう。

最初に白ホッピーセット350円(通常価格、こちらも以下同)、その直後にビフテキ290円が到着。


鉄板は小さめサイズで、お肉の量は50グラム。まあ290円だからね。
焼き立てなので、ジュウジュウとイイ音を立てているが、私は猫舌かつレアが苦手なので、少々放置。
しばらくしてから、卓上のナイフとフォークを駆使してお肉を刻み、ステーキソースをかけ実食。
味の方は…時間は経過したけど相変わらずレアで、しかも硬かったので、あまり気に入らず。
そもそも私、ステーキは好きじゃなかった。お店の方、名物料理に難癖つけてゴメン。
それでも酒は進み、ホッピーの中210円を注文した頃、トリカラ&カニコロ199円が揚がる。


やや焦げ気味の鶏唐揚げと、カニ爪入りクリームコロッケの組み合わせ。味はごくフツーだった。
最後に、時間をかけて調理された、チーズふっくら玉子焼き290円が完成。


ドーム型の玉子焼きに、青海苔とチーズがかかり、中にはたっぷりのお出汁が。


味もよく手間もかかるのに、単価299円とは驚き。申しわけないのでウーロンハイ399円をお替わり。
なお、料理は3品とも小皿だったのだが、テーブルはかなり狭く、置き場所に困ったことを報告しておく。

さて、最初の方で、「このお店を知ったのはラーメンブログ」と書いたのを覚えていただろうか。
こちらのお店では、新宿などに数店舗ある人気店『すごい煮干しラーメン凪』のラーメンが食べられるのだ。


私がこちらを訪問したのも、実はこのラーメンが目的だったりする。
注文したのは、定番の「すごい煮干しラーメン」780円と、「マキシマムTKG」290円。
スープはお店で仕込んだものではなく、1人前ずつパックに封入されたものを湯煎、麺も凪と同じもの。
具材は玉ねぎ、ほうれん草、煮干し、そして焼豚の代わりにビーフキッチンスタンドのローストビーフを入れて完成。


スープをすすってみると、煮干しのコクと旨味が存分に詰まっており、ポタージュのように濃厚!
麺は、凪特製の太縮れ麺に、以前紹介した『ひもかわ桐生』のうどんのような、幅が広い麺も混ざる。


すごい煮干しスープと個性的な麺との相性は抜群で、刻み玉ねぎもシャキシャキとした歯応えがいい。
久々に食べた凪のラーメンは、相変わらずウマかった。重厚なのにくどくないからね。
立川には、煮干しラーメンのお店がいくつかあるけど、ここの「凪ラーメン」が一番だと思う。

「マキシマムこいたまご使用」との説明書きがあった、マキシマムTKGはこちら。


生玉子、肉味噌、おかか、青ネギで構成。調味料ナシでイケるが、煮干しスープを少し垂らしてみた。

※ローストビーフも加えてみた

「マキシマム濃い」のかは定かではないが、実際の黄身は、この画像よりもオレンジ色であった。
玉子の色はエサによって変わるので、色の濃さと味の濃さは関係ないそうだが、黄身の味もよかったよ。
嬉しかったのが、食事中に店員さんが持ってきてくれた、上蓋のない瓶のような容器で提供されたお冷や。


こちらから要求しないのにお水を持ってきてくれるとは、立川のチェーン店では珍しい。
お会計も安く済んだし、メニューも豊富だし、凪ラーメンも食べられるし、接客も悪くない。
退店時には早くも、再訪時に頼むプランAの組み合わせを考えていた私であった。

2度目の訪問時はカウンター席に案内された。この日は女性2に男性1の構成。
今回もプランAを注文し、ドリンクは前回と同じ白ホッピーセットに、
フードは「オールビーフハンバーグステーキ」「大山鶏のアヒージョ」「クリームパンケーキ(ベリー)」を選択。
女性店員に「パンケーキはチョコとベリー、どちらになさいますか?」とたずねられたのが恥ずかしかった。
最初に来たのが大山鶏のアヒージョ199円。大山鶏使用でこの価格は安すぎるのでは?


ちゃんと火が通っているので、レアが苦手(苦笑)な私も大丈夫。ホッピーともよく合うね。
続いては、私の大好きなハンバーグ380円がやってきた。オールビーフなのに安い。


ナイフで切ったら、中から肉汁がドバっと出てきた。ああ、もったいない(←貧乏くせえ)!


ハンバーグはなかなか美味しかった。看板商品のビフテキよりも気に入ったよ。
+100円でチーズや目玉焼きも乗せられるらしい。次回は絶対にそうしよう。
パンケーキは「最後にしますか?」と聞かれたのを、「イヤ、すぐに焼いちゃってください」とお願いしたのだが、
なかなか出てこない。前回の玉子焼きと同じく、じっくり焼いているようだ。
その間にホッピーの中と、18時まではサービス価格の「かち割りワイン」199円(通常399円)も頼んでしまった。


ワインを飲み始めたところで、待望のクリームパンケーキ・ベリー380円が到着。


上記画像より、こっちの方がパンケーキっぽいな。バニラアイスと甘酸っぱいベリーもいい働きをしていたよ。


ハンバーグにパンケーキと、子供みたいな注文をする中年男を、店員さんたちは気味悪いと思っただろうね。
シメにはやっぱり凪ラーメン。今回は「味玉」と「コーン」(どちらも100円)をトッピング。


コーン好きの私だが、甘味が煮干しの苦みと合わず、はっきりいって失敗だった。
しかし、「マキシマムこいたまご」で作った(違ってたりして)味玉は、さすがにウマく、
この日はカメラも、黄身の夕陽のようなオレンジ色を、しっかりとらえてくれた。


卓上には、さっきも書いたステーキソースの他、塩コショウやケチャップなど、各種調味料が置いてある。


そこで、以前同じ立川の『くぼ鷹』(残念ながら閉店)でも試した、煮干しスープ+マヨネーズもやってみた。


ラーメンとマヨネーズは、意外と合うのが面白い。身体には悪いが、スープを全部飲み干してしまった。
なお、この煮干しラーメンだけの注文も可能なようで、実際、酒を飲まずにラーメンだけ食べて帰る客もいた。

ハンバーグもアヒージョもウマかったし、おつまみはどれも、ひとり飲みにちょうどよい量。
立ち飲み屋みたいに気軽に利用できるビーフキッチンスタンドは、0次会や3次会にも最適。
早く、23時半閉店の通常営業に戻らないかなあ…という願いに反し、3度目の緊急事態宣言が発令。
酒がダメなら、メシだけでも食べてお金を落とそうと思い、昨夜訪問してみたところ、
入口シャッターに「5月11日まで休業」の貼り紙があった。ああやっぱり。
11日までなのか、延長するのか、そもそも意味があるのかなど、いろいろと不確かな緊急事態宣言だが、
ビーフキッチンスタンドさんが営業を再開したら、ぜひみなさんも足を運んでみてほしい。
私も、次回のAプランの組み合わせを考えながら、再開を待ちわびることにしよう。



ビーフキッチンスタンド立川店
東京都立川市曙町2-14-33
JR立川駅から徒歩約1分
営業時間 基本は11時半~15時、16時半~23時 土日は中休みなし ※時勢により随時変更 
定休日 基本はなしだが、現在休業中
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