明るく正しく強いブログ

朝昼晩、時間を問わず飲んで喰って面白おかしく過ごす人生を歩みたいです。※旧名「日が沈む前に飲む酒はウマい」

安くてウマくて映えるカレー 西国分寺『すぷーん』

2021年05月26日 | カレー、ハヤシ
本題に入る前に、まずはお礼から。
ちょっと前に、立川駅から徒歩60分圏内の飲食店を紹介したとき、「西国分寺の某店が開いてなかった」と書いたのだが、
先日、そのお店の常連と思われる、親切な読者の方からメッセージが寄せられ、
中休みがあること、18時~20時は入店できること、おススメ料理などの情報を提供していただいた。
メッセージを送ってくれた「名無しさん」、どうもありがとうございます。今後も拙ブログをよろしくお願いします。

実は、10日ほど前に再訪問したところ、またもや「準備中」でシャッターが下りており、※ちなみに、時間は18時10分(泣)


縁がなかった…とあきらめていたのだが、改めて再々訪してみることにする。

せっかく来たのに入店できず、半ベソかいていた私を迎え入れてくれたのは、
前回と同様、西国分寺駅至近にあるカレーのお店『すぷーん』
カウンター席のみの小さなお店だが、営業中はひっきりなしに、お客さんがやって来る繁盛店である。
なお、お店の看板は「すぷ~ん」だが、系列の国分寺店のHPは「すぷーん」なので、このブログでも「ー」表記にする。

初めて入ったのは10年以上前。いつも行列ができていたので気になり、ある日、自分も並んでみることに。
価格は想像以上に安く、けれども店員さんの接客はしっかりしており、味も本格的で実にウマかった。
どれだけ安いかといえば、こちらの基本のカレー「プレーン」は、今どきなんと440円!


カレーチェーン『ココイチ』の514円、以前紹介した神保町『仙臺(せんだい)』の500円よりも、さらに安い。

濃厚なカレーソースは、辛さよりコクを感じ、色も黄色ではなく、ビーフシチューのような茶褐色。
あえてジャンル分けすれば欧風タイプで、じっくり煮込まれて溶け込んでしまったのか、具は見受けられず。
つまり、「プレーン」カレーは本当にプレーンなので(笑)、頼んでいる客は見たことない。
安価とはいえ、こちらのお店は金欠学生や金欠オヤジ(私だ)風の客は少なく、女性客の割合が多い。
その理由のひとつと思われるのが、クリームで描かれるリーフアートだ。
ちなみに「リーフアート」とは、国分寺店HPで見た呼称。そんな言葉があること自体、私は知らなかった。
女性客のほとんどが、商品をスマホで撮影している。いわゆる「映える」ってヤツだね。
あのとき紹介した「カツ(とんロース)+玉子」カレー810円にも、ちゃんとリーフアートが描かれている。


横アングルはこちら。ロースカツは、ちゃんと厚みがある立派なタイプだ。


石川産「みつひかり」を使用した、ご飯の量は推定220グラム。300グラムのココイチより少量で、これも女性受けしそうだ。
卓上には福神漬けや唐辛子の粉末などが置いてあり、私は写真の「七味にんにく」を愛用する。


ニンニクは当然ながら、洋風のカレーなのに、和風の七味が意外と合うのが面白い。
カツ玉子カレーを食べた数日後、某店に再度振られたときに食べたのが、日替わりの限定カレー。
価格は790円で、商品名は「チーズインハンバーグ、目玉焼き乗せ」カレーだったかな。


ご飯、ハンバーグ、目玉焼きの順に盛りつけられており、上記画像では、ハンバーグが見えないではないか。
さらに、途中でとろ~りチーズ&とろ~り黄身ちゃんの2ショットを撮ろうとしたら、
先に黄身がとろけてしまい、チーズは固形のまま、という全然映えない画像を撮ってしまった。


普段、食べロガーの投稿をバカにしている私だが、撮影は明らかにあいつらの方が達者だ。チクショ~。

ここで、さっきから何度かHPを参照し、名前も出している、国分寺店で食べた分も紹介したい。
すぷーんさんは、かつては三鷹にもあったのだが、現在は西国分寺と国分寺の2店だけのようだ。
国分寺店は「プレーン」がなく、トッピングも西国分寺店と異なり、ちょっと値が張るが、
店内はテーブル席もあって広いし、酒類などドリンクのメニューも豊富で、ゆっくりくつろげる。
画像は、2年前に食べた「ソーセージ&ゆでたまご」カレー+「牛肉コロッケ」850円。


コロッケは、この日サービス価格だった記憶がある。あと、たった今思い出したんだけど、
国分寺店のご飯は黄色い=サフランライスを使用していた。食べかけの汚い画像で申しわけない。

※途中でカイエンペッパーかけた

最後に、西国分寺店で、もっとも映えると思われる商品を紹介。
さっき載せたメニュー表は、お店の外に貼ってあるテイクアウト用で、店内限定(たぶん)のメニューもある。
ひとつが「サーロインステーキ」1200円で、もうひとつが、私が食べた「具だくさん」1100円だ。
ネーミングに偽りのない、トッピング満載のヤンチャな盛り付けで、
具材が多く、ご飯が足りなくなると思ったので、推定1.5倍の大盛ライス+60円で注文。
最初にトッピングを書いておくと、エビフライ2本、コロッケ、ソーセージ、唐揚げ、ゆで玉子、あとは野菜の素揚げとして、
サツマイモ2、ナス、ブロッコリー、人参、カボチャ、ズッキーニ、じゃがいも、しめじ、緑・赤のピーマン各2。
野菜は記憶違いがあるかもしれないが、とにかく具だくさんなのはわかってもらえたであろう。
たくさんの揚げ物を、店員さんが順番に盛り付け、最後にリーフアートを描き、完成したのがこちら!


実物は本当に壮観だったんだけど、このヘタクソな写真では、伝わらないよね。ああもったいない。
参考として、こちらは横アングルの表、


そしてこちらが、横アングルの裏。


食べてる途中で、「唐揚げが見当たらない!」とあわてて探索したところ、
中央の揚げ物群の下に埋まっていた。唐揚げというよりナゲットみたいな形状だね。

※毎度毎度、ピンボケ失礼

野菜嫌い(←頼むなよ)の私だが、個々の素揚げはおいしく食べられた。カレーとの相性も良かったし。
あと、今回改めて気づいたけど、すぷーんのコロッケはウマい。これで60円は反則である。
行列のできない店だったら、まずはコロッケだけ3個注文し、生ビール2杯飲んでから、カレーで締めたいよ。
※現在は当然、酒類の販売は休止中
ちなみに、私が初めてここで食べたメニューも、下記の「コロッケ」だった。


もう10年以上前にガラケーで撮ったので、画質の悪さはカンベン。現在でも500円と破格だが、当時はもっと安かったはず。

「具だくさん」カレーにハナシを戻すと、
オカズが多く、食べるのに時間がかかったため、途中でスパイスが効いてきたのか、額から汗が出てきた。
発汗は身体にいいと聞くし、野菜もたくさん食べたので、ヘルシーな夕食となったようだ…カロリーはさておき。

以上、安くてウマくて映える、多摩地区屈指の名店『すぷーん』さんのカレーを紹介してきた。
私みたいなおっさんが、「映える」なんて若者言葉(?)を使うのは、最後まで抵抗があったが(苦笑)。
コロナ禍の今も、こちらには連日、大勢の客が押し寄せているし、テイクアウトの客も多い。
機会があったら、皆さんもぜひ、ここのカレーを味わっていただきたい。

最後の最後に、すぷーんさんの近所の店舗に貼ってあった、休業のお知らせを掲載。


書いた方の言葉を借りれば、「飲食店が悪いと言われて」1年以上経過したが、いまだに確固たる証拠は示されていない。
そんな現状に、不満を抱いている飲食店関係者は多いはず。もちろん、客側の私だって不満タラタラである。
いかんな、本来なら「打倒コロナ」で、みんなが一致団結しなければならないはずなのに…。



カレーハウス すぷーん
東京都国分寺市西恋ケ窪2-6-3
JR西国分寺駅から徒歩約20秒
営業時間 現在は11時~14時、17時半~20時
定休日 現在は土日
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