タイトルに、西城秀樹さんの名曲「ギャランドゥ」の歌詞をわざわざ使った、府中本町のラーメン店『だるま一家』。
「悔しいけれど~」の理由は後述するが、下記画像は、先月ここで紹介した、基本の「だるまラーメン」850円。
白濁スープにチャーシュー、木耳、青ネギが乗る、福岡スタイルの豚骨ラーメンであり、茨城の本店は『博多長浜ラーメン だるま一家』と名乗っている。
本店があるということは、府中店は分店扱いで、大阪や栃木にも店舗がある模様だが、九州の有名店『だるま』とは無関係の様子。
また、お店HPのフランチャイズ募集コーナーでは、「通常4時間程かかる仕込みも約1時間で完了」と説明。
府中店の壁には、スープを仕込んでいる鉢巻き職人の画像(だるま一家グループのオーナー?)が掲示してあるが、
1時間でスープが完成するわけがないので、本店か工場で炊いたものを、府中店に送っているのだろう。
こちらは麺類メニューだが、スープ作りの人件費やガス代が不要な割には、ラーメンは850円~と決して安くはない。
有名店だるまの名をパクり(?)、まだ4軒とはいえ全国に店を展開する資本系で、スープは自店で炊かないのに値段はやや割高と、
失礼ながら訪問前の印象は、世にはびこるインチキ家系チェーンと同様、私が嫌うタイプのお店であった。
それでも、人生何度目かの豚骨ラーメンブームを迎えていた私は、府中に用事があった帰り、誘惑に負けて寄ってしまった。
注文したのは、さっき画像を載せただるまラーメン。この系統では珍しく、券売機ではなく口頭で店員さんに告げる。
冒頭の画像を再度見てもらいたいが、こちらの豚骨スープは、牛乳でも混ぜたかのような、不自然な白濁色。
怪しみながら、レンゲでスープを啜ってみると……意外とイケるではないか。
福岡ラーメンの麺は白っぽい印象があるが、こちらは薄茶色。撮影者の腕が悪く、わかりづらくてゴメン。
色の理由は、小麦の殻を半分含んだ、オリジナルの半粒粉の博多麺だから、と店内貼紙で解説してある。
例の妙に白いスープも、国産豚100%使用の無添加だって。
麺とスープも、さらにチャーシューもしっかり作られており、結構気に入ったので「半替玉」100円を追加。
資本系などと否定的な感情を抱いていたが、テイスト自体は私好みであったため、
数日後、用事のついでではなく、だるま一家さんへの再訪を目当てに、再び府中本町へ。
2度目の訪問では、ピリ辛ひき肉入りの「赤だるまラーメン」950円と、
選べるミニ丼セット350円から、「チャーシューごはん」愛好家なので「炙りチャーシュー丼」を選択。
ほぼ同時にふたつの商品が到着。こちらが炙りチャーシュー丼で、平日17時までは300円で、明太子やモツの丼もある。
赤だるまラーメンは、前回のだるまラーメンに、別皿のピリ辛ひき肉を添えて提供された。
ひき肉を白いスープに溶かすとオレンジ色になり、ちょうどいいピリ辛風味になる。
一部をチャーシュー丼にも加えてみた(右端)。
チャー丼は、青ネギの乱雑な盛り付けは不満だが、肉の量や風味はなかなかいい。
一方、例のミルキーな豚骨スープは、日によって仕上がりにブレがあるのか、先日とは味が違う。
ただし、デキが悪かったのではなく、むしろ今回の方が旨味が強く感じる。要する前回よりウマいのだ。
バカ舌の私が気に入ったのだから、本当に「無添加」なのかは疑わしいが、とにかく素晴らしいスープである。
なので当然のように、チャー丼にも注いで一気にかきこみ、
麺もすぐに食べ終えたので、当然「替玉」120円を追加。これまでは「普通」か「やわめ」だったが、珍しく「バリかた」をチョイス。
私は柔らかい麺が好みだが、ここの半粒粉博多麺は、歯応えのある硬めの方がおススメかも。
ところで、今回ブログの商品画像は、店内照明の影響なのか、実際の色とは異なっている。
たとえば、赤ラーメンはピリ辛ひき肉の影響で、下記画像よりもオレンジ色が濃いのである。
※2玉目にはおろしニンニクも投入
他の商品も、実際とはビジュアルが異なるかもしれないが、味の良さは保証する。
スープは少し残したが、麺は食べ切り「ごちそうさまです」。最初の訪問時より、ますます気に入ってしまった。
私が過去に食べた、福岡スタイルのラーメンとはちょっと違う気がするし、ギャランドゥの歌詞のように「夢中」というほどではないが、
だるま一家さんのラーメンは、悔しいけれどウマい、と認めざるを得ない。
つい最近、今度は飲んでからラーメンで締めることに。まずは「瓶ビール」600円を注文。
出てきたのはサッポロラガーの中瓶で、ドリンクメニューも一緒に撮影。
おつまみメニューはこちら。サイズは中と小があり、中が600円で小が400円。
私のオーダーは、初訪問時から気になっていた「上モツ煮」と、「若鶏の唐揚げ」に「プリプリ海老の水餃子」をすべて小で。
最初に来たのが上モツ煮。野菜が入らずホルモンとネギだけという、私の好きなタイプ。
以前絶賛した、千歳烏山『世田谷餃子』の煮込みと見た目は似ているが、味はだるま一家さんの方が濃厚に感じた。
「柔らかいモツを仕入れて店内仕込み」(※府中店ではないかもしれないが)とのことだが、商品名に偽りのない上等な煮込みである。
卓上の七味とニンニクを入れたら、さらにウマさ増し増し。小ではなく中にするべきだった。
瓶ビールを飲み終え、「ウーロンハイ」450円に変えたあと、
水餃子が登場。酸味の効いたタレがかかっており、下にはモヤシが敷いてある。
その後、店員さんが粉を付けてから揚げた、唐揚げが登場。
食べる前から予想していたが、水餃子は業務用のよくある味。たぶん「鶏皮餃子」もそうだろう。
唐揚げは自家製で、味も悪くなかったが、美味しい唐揚げは世にあふれているので、イチオシはやはり上モツ煮だな。
ウーハイを飲み終えたので、シメの麺類を作ってもらう。
お願いしたのは、上モツ煮と同様、初回から気になっていた、「超濃厚 数量限定 鬼だるまラーメン」950円。
数量限定なので、入店後すぐに残っているか店員さんに確認し、「あとで必ず頼むので取っておいてください」と予約。
ここまで触れていないが、こちらの接客は客とは付かず離れずで、店員さん同士や常連客との私語もなく、問題ないと思う。
あと、個人的に好感を抱いたのが、店内BGMの有線が、80~90年代に流行った曲ばかり。 ※西城秀樹はまだ聴いたことはない
おっさんの私の耳にはなじむが、若い店員さんたちはイヤじゃないのかな。最初の方に画像を載せた、鉢巻きオーナーの趣味か?
森昌子の「越冬つばめ」のサビ部分、「♪ヒュルリ~ヒュルリリ~ララ~」の絶叫に驚いていた頃(本当)、
鬼だるまラーメンが登場。だるまラーメンよりさらに濃厚で、チャーシューも1枚増えている。
普段のスープは、私の推測では乳成分由来の白さだが、このラーメンは、たっぷり入った背脂由来の白さに思えた。
レンゲでスープをすくえば、背脂の固まりが多数浮いている。
飲んでみると、背脂過多でちょっとくどく、麺を啜れば背脂がバッチリ絡む。
濃厚好きの私だが、鬼だるまラーメンは、ちょっとキツく、麺と具材は食べ切ったが、スープは結構残してしまった。
そういえば、モツ煮も少し残しておき、『味源』立川店でもよくやるように、お行儀悪く麺を浸して食べてみた。
濃厚スープと同様、濃厚モツ煮もやはり、麺と好相性。熱々の状態ならもっとウマかっただろう。
期間限定商品で、「モツラーメン」という商品も出しているようだが、これはおそらく、ベースのだるまラーメンにモツを加えたものだろう。
可能ならば、モツ煮を2杯頼み、ひとつの丼にまとめてもらい、そこへ注文した替玉をドボンと投入する、
「スープまでモツ煮ラーメン」を食べてみたい。価格も計920円とお手頃である。
この後も何度か通って、店員さんと仲良くなったら、そういう裏メニューもお願いできるかな。
そのときは、「ここの豚骨スープ、本当に無添加なの?」と聞いてみたいが…それは失礼か(苦笑)。
いずれにしても、コミュニケーション能力が乏しい私には難しそうだが、
だるま一家さんに、今後も通おうとしているのは事実である。店員さん、今後もよろしく!
最後に、だるま一家さんとは無関係だが、国分寺駅近くの満腹食堂『だるまや』さんが、
下記のような貼紙でしばらく休んでいたが、最近もシャッターが下りたまま。
だるまやさんも、まだまだ通いたいお店なので、早期復活を願っている。 ※詳細をご存知の方の報告、お待ちしております
だるま一家 東京府中分店
東京都府中市宮西町2-12-1
JR府中本町駅から徒歩約5分、京王線府中駅からは推定約6分、分倍河原駅や府中競馬正門前駅からも徒歩圏内
営業時間 10時45分~24時
定休日 基本なしだが、大晦日と元日は休み
※お店情報は、府中店のインスタグラムでご確認を
「悔しいけれど~」の理由は後述するが、下記画像は、先月ここで紹介した、基本の「だるまラーメン」850円。
白濁スープにチャーシュー、木耳、青ネギが乗る、福岡スタイルの豚骨ラーメンであり、茨城の本店は『博多長浜ラーメン だるま一家』と名乗っている。
本店があるということは、府中店は分店扱いで、大阪や栃木にも店舗がある模様だが、九州の有名店『だるま』とは無関係の様子。
また、お店HPのフランチャイズ募集コーナーでは、「通常4時間程かかる仕込みも約1時間で完了」と説明。
府中店の壁には、スープを仕込んでいる鉢巻き職人の画像(だるま一家グループのオーナー?)が掲示してあるが、
1時間でスープが完成するわけがないので、本店か工場で炊いたものを、府中店に送っているのだろう。
こちらは麺類メニューだが、スープ作りの人件費やガス代が不要な割には、ラーメンは850円~と決して安くはない。
有名店だるまの名をパクり(?)、まだ4軒とはいえ全国に店を展開する資本系で、スープは自店で炊かないのに値段はやや割高と、
失礼ながら訪問前の印象は、世にはびこるインチキ家系チェーンと同様、私が嫌うタイプのお店であった。
それでも、人生何度目かの豚骨ラーメンブームを迎えていた私は、府中に用事があった帰り、誘惑に負けて寄ってしまった。
注文したのは、さっき画像を載せただるまラーメン。この系統では珍しく、券売機ではなく口頭で店員さんに告げる。
冒頭の画像を再度見てもらいたいが、こちらの豚骨スープは、牛乳でも混ぜたかのような、不自然な白濁色。
怪しみながら、レンゲでスープを啜ってみると……意外とイケるではないか。
福岡ラーメンの麺は白っぽい印象があるが、こちらは薄茶色。撮影者の腕が悪く、わかりづらくてゴメン。
色の理由は、小麦の殻を半分含んだ、オリジナルの半粒粉の博多麺だから、と店内貼紙で解説してある。
例の妙に白いスープも、国産豚100%使用の無添加だって。
麺とスープも、さらにチャーシューもしっかり作られており、結構気に入ったので「半替玉」100円を追加。
資本系などと否定的な感情を抱いていたが、テイスト自体は私好みであったため、
数日後、用事のついでではなく、だるま一家さんへの再訪を目当てに、再び府中本町へ。
2度目の訪問では、ピリ辛ひき肉入りの「赤だるまラーメン」950円と、
選べるミニ丼セット350円から、「チャーシューごはん」愛好家なので「炙りチャーシュー丼」を選択。
ほぼ同時にふたつの商品が到着。こちらが炙りチャーシュー丼で、平日17時までは300円で、明太子やモツの丼もある。
赤だるまラーメンは、前回のだるまラーメンに、別皿のピリ辛ひき肉を添えて提供された。
ひき肉を白いスープに溶かすとオレンジ色になり、ちょうどいいピリ辛風味になる。
一部をチャーシュー丼にも加えてみた(右端)。
チャー丼は、青ネギの乱雑な盛り付けは不満だが、肉の量や風味はなかなかいい。
一方、例のミルキーな豚骨スープは、日によって仕上がりにブレがあるのか、先日とは味が違う。
ただし、デキが悪かったのではなく、むしろ今回の方が旨味が強く感じる。要する前回よりウマいのだ。
バカ舌の私が気に入ったのだから、本当に「無添加」なのかは疑わしいが、とにかく素晴らしいスープである。
なので当然のように、チャー丼にも注いで一気にかきこみ、
麺もすぐに食べ終えたので、当然「替玉」120円を追加。これまでは「普通」か「やわめ」だったが、珍しく「バリかた」をチョイス。
私は柔らかい麺が好みだが、ここの半粒粉博多麺は、歯応えのある硬めの方がおススメかも。
ところで、今回ブログの商品画像は、店内照明の影響なのか、実際の色とは異なっている。
たとえば、赤ラーメンはピリ辛ひき肉の影響で、下記画像よりもオレンジ色が濃いのである。
※2玉目にはおろしニンニクも投入
他の商品も、実際とはビジュアルが異なるかもしれないが、味の良さは保証する。
スープは少し残したが、麺は食べ切り「ごちそうさまです」。最初の訪問時より、ますます気に入ってしまった。
私が過去に食べた、福岡スタイルのラーメンとはちょっと違う気がするし、ギャランドゥの歌詞のように「夢中」というほどではないが、
だるま一家さんのラーメンは、悔しいけれどウマい、と認めざるを得ない。
つい最近、今度は飲んでからラーメンで締めることに。まずは「瓶ビール」600円を注文。
出てきたのはサッポロラガーの中瓶で、ドリンクメニューも一緒に撮影。
おつまみメニューはこちら。サイズは中と小があり、中が600円で小が400円。
私のオーダーは、初訪問時から気になっていた「上モツ煮」と、「若鶏の唐揚げ」に「プリプリ海老の水餃子」をすべて小で。
最初に来たのが上モツ煮。野菜が入らずホルモンとネギだけという、私の好きなタイプ。
以前絶賛した、千歳烏山『世田谷餃子』の煮込みと見た目は似ているが、味はだるま一家さんの方が濃厚に感じた。
「柔らかいモツを仕入れて店内仕込み」(※府中店ではないかもしれないが)とのことだが、商品名に偽りのない上等な煮込みである。
卓上の七味とニンニクを入れたら、さらにウマさ増し増し。小ではなく中にするべきだった。
瓶ビールを飲み終え、「ウーロンハイ」450円に変えたあと、
水餃子が登場。酸味の効いたタレがかかっており、下にはモヤシが敷いてある。
その後、店員さんが粉を付けてから揚げた、唐揚げが登場。
食べる前から予想していたが、水餃子は業務用のよくある味。たぶん「鶏皮餃子」もそうだろう。
唐揚げは自家製で、味も悪くなかったが、美味しい唐揚げは世にあふれているので、イチオシはやはり上モツ煮だな。
ウーハイを飲み終えたので、シメの麺類を作ってもらう。
お願いしたのは、上モツ煮と同様、初回から気になっていた、「超濃厚 数量限定 鬼だるまラーメン」950円。
数量限定なので、入店後すぐに残っているか店員さんに確認し、「あとで必ず頼むので取っておいてください」と予約。
ここまで触れていないが、こちらの接客は客とは付かず離れずで、店員さん同士や常連客との私語もなく、問題ないと思う。
あと、個人的に好感を抱いたのが、店内BGMの有線が、80~90年代に流行った曲ばかり。 ※西城秀樹はまだ聴いたことはない
おっさんの私の耳にはなじむが、若い店員さんたちはイヤじゃないのかな。最初の方に画像を載せた、鉢巻きオーナーの趣味か?
森昌子の「越冬つばめ」のサビ部分、「♪ヒュルリ~ヒュルリリ~ララ~」の絶叫に驚いていた頃(本当)、
鬼だるまラーメンが登場。だるまラーメンよりさらに濃厚で、チャーシューも1枚増えている。
普段のスープは、私の推測では乳成分由来の白さだが、このラーメンは、たっぷり入った背脂由来の白さに思えた。
レンゲでスープをすくえば、背脂の固まりが多数浮いている。
飲んでみると、背脂過多でちょっとくどく、麺を啜れば背脂がバッチリ絡む。
濃厚好きの私だが、鬼だるまラーメンは、ちょっとキツく、麺と具材は食べ切ったが、スープは結構残してしまった。
そういえば、モツ煮も少し残しておき、『味源』立川店でもよくやるように、お行儀悪く麺を浸して食べてみた。
濃厚スープと同様、濃厚モツ煮もやはり、麺と好相性。熱々の状態ならもっとウマかっただろう。
期間限定商品で、「モツラーメン」という商品も出しているようだが、これはおそらく、ベースのだるまラーメンにモツを加えたものだろう。
可能ならば、モツ煮を2杯頼み、ひとつの丼にまとめてもらい、そこへ注文した替玉をドボンと投入する、
「スープまでモツ煮ラーメン」を食べてみたい。価格も計920円とお手頃である。
この後も何度か通って、店員さんと仲良くなったら、そういう裏メニューもお願いできるかな。
そのときは、「ここの豚骨スープ、本当に無添加なの?」と聞いてみたいが…それは失礼か(苦笑)。
いずれにしても、コミュニケーション能力が乏しい私には難しそうだが、
だるま一家さんに、今後も通おうとしているのは事実である。店員さん、今後もよろしく!
最後に、だるま一家さんとは無関係だが、国分寺駅近くの満腹食堂『だるまや』さんが、
下記のような貼紙でしばらく休んでいたが、最近もシャッターが下りたまま。
だるまやさんも、まだまだ通いたいお店なので、早期復活を願っている。 ※詳細をご存知の方の報告、お待ちしております
だるま一家 東京府中分店
東京都府中市宮西町2-12-1
JR府中本町駅から徒歩約5分、京王線府中駅からは推定約6分、分倍河原駅や府中競馬正門前駅からも徒歩圏内
営業時間 10時45分~24時
定休日 基本なしだが、大晦日と元日は休み
※お店情報は、府中店のインスタグラムでご確認を