今でこそ、飲み食いするために、遠出することは多々あるけど、
若い頃、わざわざ電車に乗って食べに行った飲食店の第一号は確か、
八王子のラーメン屋さん『壱発』だったと思う。
※この写真は、当時の旧店舗
今では、さほど目新しくない味かもしれないが、
それまでのラーメンは、いわゆるコーラ色(?)の醤油スープが主流で、
壱発の豚骨+醤油ラーメン=ベージュ色のスープは新鮮だった。
そもそも、当時学生だった私は、全然カネがなく(注:実は今も)、
カップ麺ばかり喰っていて、舌が肥えてなかった(注:実は今も)ためか、
ものすごくウマ~く感じたものだった。
スープだけでなく、ここのラーメンが斬新だったのは、
チャーシューがウマかったこと。
ひと昔前の、薄く小さくパサパサで旨味もなかったチャーシューとは異なり、
壱発のは、大きくて柔らかくて肉の旨味を感じる、衝撃的な味だった。
そんなチャーシューが8枚も乗るのが実にありがたく、
カロリー過多が気になる現在でも、私はここではチャーシューメンを注文する。
「お待ちどうさま、どんぶりに咲いた一輪の花、チャーシューメンで~す!」
最近は、店員が上記のようなセリフを発しながら、提供してくれる。
少々恥ずかしいが、実はもっと恥ずかしいフレーズもあるので、後述する。
チャーシューは常温なので、まずはスープに沈めて加熱する。卓上のおろしニンニクを投入すると、さらにおいしい。
昔はライスも追加し、チャーシュー丼を作っていたが、最近は自重している。
ちなみに、私が持っている某ラーメンガイドブック(2001年発行)では、
こちらのお店は「化学調味料不使用」と記載されているが、絶対ウソだと思う。
なお、ここのイチオシは写真の「ネギトロチャーシューメン」だが、
ネギとトロロとチャーシューで、一気にスープが冷めるので注意。
トッピングは他にも、めかぶや大根おろしなど、一風変わったモノもあり。
先述の通り、こちらのお店は、店員さんの独特の掛け声が数種類ある。
食後、どんぶりをカウンターに上げたときは、「ありがとうございます、助かります」。
このセリフは、私が飲食店で働いていたときに、マネさせていただいた。
スープを飲み干したら、「いい食べっぷりで! 励みになります!」とくる。
感謝の気持ちは感じられるが、言われた方は、ちょいと恥ずかしいね(特に女性は)。
そして、数年前から始まったと思われる、当店最大の問題作が、
味玉入りラーメンを提供するときの掛け声、
「お待たせしました、明日への活力・げんきだまー!」だ。
味玉=元気玉という表現自体はいい。
ただ、「げんきだまー」の発声時に、なぜか両手を開く謎のポーズを繰り出すのだ!
わかりやすく説明すると、西城秀樹さんが「ヤングマン」で見せるYMCAのワイの仕草。
※わかりやすくない例えで申し訳ない
このポーズだけは、店内にいるすべての店員が、声をそろえて行うことになっている。
以前、私の隣席でまかないを食べていた店員は、急なポーズ開始にあわてて、むせてしまい、
口から吹き出すメシを左手で押さえながらも、右手だけは必死に開いていた。
休憩中に何もそこまでしなくても…ポーズに参加しないと、あとでイジメられるのかな?
掛け声はさておき、ここの店員さんたちは、いつも明るく朗らかだ。
ラーメンだけでなく、そんなアットホームな雰囲気も、人気の秘密だろう。
今年で開店から32年目を迎えたが、今も連日、大勢の客でにぎわっている。
味玉を頼まなくても(笑)、じゅうぶん元気をもらえる良店なので、
これからも、元気に営業を続けてくださいね。
壱発ラーメン 八王子本店
東京都八王子市万町19-1
八王子駅南口から徒歩約10分
営業時間11時~翌2時
年中無休
福生と相模原にも支店あり
若い頃、わざわざ電車に乗って食べに行った飲食店の第一号は確か、
八王子のラーメン屋さん『壱発』だったと思う。
※この写真は、当時の旧店舗
今では、さほど目新しくない味かもしれないが、
それまでのラーメンは、いわゆるコーラ色(?)の醤油スープが主流で、
壱発の豚骨+醤油ラーメン=ベージュ色のスープは新鮮だった。
そもそも、当時学生だった私は、全然カネがなく(注:実は今も)、
カップ麺ばかり喰っていて、舌が肥えてなかった(注:実は今も)ためか、
ものすごくウマ~く感じたものだった。
スープだけでなく、ここのラーメンが斬新だったのは、
チャーシューがウマかったこと。
ひと昔前の、薄く小さくパサパサで旨味もなかったチャーシューとは異なり、
壱発のは、大きくて柔らかくて肉の旨味を感じる、衝撃的な味だった。
そんなチャーシューが8枚も乗るのが実にありがたく、
カロリー過多が気になる現在でも、私はここではチャーシューメンを注文する。
「お待ちどうさま、どんぶりに咲いた一輪の花、チャーシューメンで~す!」
最近は、店員が上記のようなセリフを発しながら、提供してくれる。
少々恥ずかしいが、実はもっと恥ずかしいフレーズもあるので、後述する。
チャーシューは常温なので、まずはスープに沈めて加熱する。卓上のおろしニンニクを投入すると、さらにおいしい。
昔はライスも追加し、チャーシュー丼を作っていたが、最近は自重している。
ちなみに、私が持っている某ラーメンガイドブック(2001年発行)では、
こちらのお店は「化学調味料不使用」と記載されているが、絶対ウソだと思う。
なお、ここのイチオシは写真の「ネギトロチャーシューメン」だが、
ネギとトロロとチャーシューで、一気にスープが冷めるので注意。
トッピングは他にも、めかぶや大根おろしなど、一風変わったモノもあり。
先述の通り、こちらのお店は、店員さんの独特の掛け声が数種類ある。
食後、どんぶりをカウンターに上げたときは、「ありがとうございます、助かります」。
このセリフは、私が飲食店で働いていたときに、マネさせていただいた。
スープを飲み干したら、「いい食べっぷりで! 励みになります!」とくる。
感謝の気持ちは感じられるが、言われた方は、ちょいと恥ずかしいね(特に女性は)。
そして、数年前から始まったと思われる、当店最大の問題作が、
味玉入りラーメンを提供するときの掛け声、
「お待たせしました、明日への活力・げんきだまー!」だ。
味玉=元気玉という表現自体はいい。
ただ、「げんきだまー」の発声時に、なぜか両手を開く謎のポーズを繰り出すのだ!
わかりやすく説明すると、西城秀樹さんが「ヤングマン」で見せるYMCAのワイの仕草。
※わかりやすくない例えで申し訳ない
このポーズだけは、店内にいるすべての店員が、声をそろえて行うことになっている。
以前、私の隣席でまかないを食べていた店員は、急なポーズ開始にあわてて、むせてしまい、
口から吹き出すメシを左手で押さえながらも、右手だけは必死に開いていた。
休憩中に何もそこまでしなくても…ポーズに参加しないと、あとでイジメられるのかな?
掛け声はさておき、ここの店員さんたちは、いつも明るく朗らかだ。
ラーメンだけでなく、そんなアットホームな雰囲気も、人気の秘密だろう。
今年で開店から32年目を迎えたが、今も連日、大勢の客でにぎわっている。
味玉を頼まなくても(笑)、じゅうぶん元気をもらえる良店なので、
これからも、元気に営業を続けてくださいね。
壱発ラーメン 八王子本店
東京都八王子市万町19-1
八王子駅南口から徒歩約10分
営業時間11時~翌2時
年中無休
福生と相模原にも支店あり
……なんて、注文してたような気がする。
掛け声とか、おそろいのポーズをとるとか、記憶にないなー。
そういえば、ここ十数年行ってないなー。。
掛け声やポーズは多分、
今の場所に移転してから始まったんだと思う。
チャーシューはともかく、味玉は例のパフォーマンスが恥ずかしくて、頼めないよ…。