秩父札所巡りの途中33番札所近くに万葉の歌碑があることがわかったので早速よってきた。埼玉県吉田町吉田小学校の校庭にあった歌碑。
巻14 3362 武蔵峯の小峯みかくし忘れ行く
君が名かけて吾を哭し泣くる
(武蔵の峯が峰が見えないところまで来て、私が次第に忘れてきた恋人の名を呼んで、私を泣かせる事よ)
巻20 4414 大君の命かしこみ愛しけ
ま子が手離り島伝い行く
(大君の命令をかしこく承って、最愛の妻の手元を離れて、島々の間を渡りながら海を渡って行く事だ)
こちらは吉田下橋のバス停のそばにある民族資料館に有ったもの、もともと吉田小学校に有ったが大変古くなってきたので保存のために新しく作り直し、古いほうをこちらに移動したとのこと。