思いつくままに

日記のようなメモのような日々思いついたことなどを書き付けていこうと思います。

崩岸のうえに、、、、。

2009-03-28 12:19:38 | 埼玉の万葉歌碑
昨日入間市の仏子にカタクリを見に行ったついでに西武線の元加治で降りて、入間川の河原にある歌碑を訪ねた。








崩岸(あず)とは崖の崩れたところをいう古語でこの歌がどこで詠まれたかは不明とされているが、飯能市では入間川南側の「崩岸っ崖」をそこではないかとして河原にある公園に歌碑を建てたそうだ。


歌碑はちょうどその崖に面して建っていたが、雨が降ってきてもっと近くで見る時間がなかったのが残念。場所がわかったからまた出かけてみたい。









崩岸のうえに駒をつなぎて危ほかと
      人妻児ろを息にわがする    (巻14  3539)


   崩れそうな崖の上につながれている馬が危ないように、
   私は人妻であるあなたを恋してしまった。





崩岸辺から駒の行このす危はとも
      人妻児ろをまゆかせらふも    (巻14  3541)


   崖っぷちを行く馬が危ないように、危ないことだけれど、
   人妻であるあなたに目配せをして誘ってみよう。







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