古社 荻窪田端神社 散歩

朝の散歩コースの、「善福寺川緑地公園」は、面積、184,082.69m²・開園、昭和39年、区成田西にある。
都立公園、善福寺川に沿う形で広がっており、閑静で、緑豊である。（一部工事中）

善福寺川が蛇行し、氾濫したり自然に溜池ができたりと、昔から水はけの悪い土地、戦後宅地化が進む中、河川を改修し、周囲を公園として整備し、開園された。
下流に隣接する和田堀公園が、和田堀池という溜池を中心にしているのに対し、善福寺川緑地は、植物の広場を主体にしており、川と武蔵野の自然が調和した公園。
荻窪一丁目の神通橋から五日市街道の尾崎橋までの約1.5キロの間に約400本の桜並木が続き、花見の名所。
その公園に沿って行くと「田端神社」がある。

「田端神社」は、菅原道真を祭神とした旧田端村の鎮守で、かつては北野天神社とも、あるいは社が田の端にあったことから田端天神とも呼ばれ、創建に関しては、1394年～1427年頃という。
社伝によれば足利持氏と上杉禅秀が戦った時、品川左京の家臣良影という者がこの地に土着し、京都の北野神社の分霊を祀ったことに始まると伝えられ、1909年に、神社は、村内に鎮座してあった天祖社・稲荷社・子ノ権現社・山神社を合祀。
これにともなって、現在の祭神は、菅原道真・天照皇大神・豊受比売神・大国主命・大山祇神の5柱となっている。
1911年に、田端神社に改称され、神社の祭神、大国主命は足痛・腰痛に霊験があると言われている。