湯島天神 syu散歩

「江戸三大天神」
三つの菅原道真を御祭神とする有力な「天神・天満宮」は、亀戸天神社（江東区）、湯島天満宮（文京区）、平川天満宮（千代田区）の三社。
江戸三大天神として流布されているのは、一般的には、亀戸天神社、湯島天満宮、谷保天満宮（国立市）。しかし、谷保天満宮は「江戸」と呼ぶには離れすぎており、江戸三大天神の場合は、平河天満宮を入れるのが自然であり、谷保天満宮を入れる場合は、「関東三大天神」とした方が。
（亀戸天神社、湯島天満宮、谷保天満宮の三社を江戸三大天神であり、関東三大天神。別説では、五條天神社を亀戸天神社に替えて入れる場合が）

日本三大天満・日本三天神は、北野天満宮・太宰府天満宮・防府天満宮3ヶ所をもって日本三天神と言われている。



雄略天皇2年(458)雄略天皇の勅命により、天之手力雄命祀る神社として創建されたと伝えられている。 正平十年(1355)郷民の請願により菅原道真を勧請して合祀した。 天正十八年(1595)徳川家康公が江戸城に入ってからは徳川家の崇敬を受け、翌十九年豊島郡湯島郷の内五石の朱印地を寄進された。
明治五年(1872)郷社に列し、同十八年には府社に昇格した。 旧社殿は明治18年(1885)に改築されたものだが、老朽化が進み平成7年(1995)12月に総檜造りで再建、平成12年(2000)3月31日に「湯島神社」から「湯島天満宮」に改称。



本殿
社殿は総檜の権現造。（正面参道入口より低い位置に建っているため、拝殿の妻部分を大きくした関係で本殿の屋根は大きくなっているとのこと）

絵馬
合格祈願の絵馬。（境内にはおびただしい数の絵馬が結ばれ、学問の神様だけあって 、受験シーズンは多くの参拝者が訪れる）

湯島の白梅。 （梅園の中に「婦系図」の作者である泉鏡花の筆塚もあり、 ２月上旬～３月上旬｢梅まつり」が開催）



唄小畑　実さんの「湯島の白梅」
湯島通れば　思いだす　　お蔦主税の心意気　知るや白梅　玉垣に　残る二人の影法師、、、、、、、
出れば本郷切通し　あかぬ別れの中　空し鐘は　墨絵の上野山。

泉鏡花「婦系図」から
早瀬主税は、酒井俊蔵の愛弟子、13年前静岡の焼け跡から連れて育てた妙子を行く先は添わせたいと考えていた。が、主税には、愛人芸者のお蔦があり、
妻恋坂に世を忍ぶ世帯を持っていたが、教師と酒井先生の娘との結婚話で、芸者お蔦と湯島天満宮の梅満開の下で別れ話を、、、。
主税ー鶴田浩二から数回映画化された。