syuの日記・気まま旅

気まま旅・syu散歩・富士山麓のこと、
気ままに記録しています。

高尾 カエルがムカエル大光寺と高乗禅寺

2019-10-10 | 季節だより
JR・私鉄京王線の「高尾駅」付近は、八王子市初沢町になるが、縄文・弥生時代の居住跡や土器など狭間町(現在学校)見つかっている程度。
平安末期から鎌倉時代初期には、街道が交差する交通の要衝。すでに、横山党の一族、椚田氏が支配していたと考えられいる。
鎌倉時代初期から室町時代、横山党が滅亡し、その後を、大江広元の一族で長井姓を名のる人が支配し、戦国時代1500年頃、この地域より南側を扇谷上杉氏、その配下に長井氏が、北側に山内上杉氏、配下に大石氏がいて、対立状態にあった。
その後、1510年頃より、後北条の支配下にはいり、「八王子城」 桃山時代、北条氏が滅び、徳川家康の支配下に入っている。
江戸時代は、幕府の直轄地となり続き、 明治時代に、明治4年から明治26年間、「神奈川県に属し」・「同年4月ー東京府に」。

「大光寺」京王線高尾駅南側に。
開基ー元和元年の1615年・高尾山薬王院第9世源恵上人
多摩八十八ヵ所霊場・
境内にはあちこちにかわいいカエルの石像が置いてありますが、これは開かれたお寺をと願うご住職の「参拝客をムカエル」想いの表現と云う。
「ムカエル」には、「無事にカエル」「幸せがカエル」「お金がカエル」などの意味も。

枝垂れ桜ー樹齢400年の枝垂れ桜は地元の名物。
毎年3月中旬過ぎに咲きはじめ、江戸彼岸桜、染井吉野と順次開花が続き、桜の競演となり、22時頃までのライトアップも。




















「子育地蔵」
大光寺の西方、京王線高架下の中央線の踏切角に「子育地蔵」がある。






「龍雲山髙乘寺」
1394年、片倉城主ー長井大膳太夫高乗公より寺社地を下付され、釈迦牟尼仏を本尊に臨済宗として開創された古刹。
曹洞宗の高僧・空海禅忠大和尚が諸国行脚中にこの地にとどまり、1457年、荒廃していた伽藍を復興し、群馬県富岡市の最興寺より
「通庵浩達大和尚」を迎え、曹洞宗に。

現在の本堂は、明治16年、上棟された。八王子三十三観音霊場の第十九番、武相観音霊場第十八番の札所として、
聖観音を中心に、三十三体の観音像が祀られている。























「初沢山コース」
高尾霊園~高乗寺~初沢城跡(初沢山頂)~高尾天神社(菅原道真公銅像)~高尾みころも霊堂~高尾駅~イーアス高尾~高尾駅

                       戦争中の防空壕が


「初沢城」ー別名、椚田城、高乗寺城・城郭構造、連郭式山城・天守構造、なし。
築城主ー椚田氏か・築城年、鎌倉時代初期か・主な改修者ー長井氏、山内上杉氏、主な城主ー椚田氏、長井氏、三田氏宗、北条氏
廃城年ー1590年・遺構は、土塁、堀・都指定史跡に。