今日のさいたま行きは大成功でした。帰りに東京23区の北部にある下町タウンのクルド料理店に寄ることも叶いました。同行した二人の知人は型破りのクリスチャンで、店のスタッフはイスラム教徒・・私は日本神道の徒です。にもかかわらず、宗教色のまるでない人間的な時間を過ごすことが出来ました。さて、3月28日(水曜)に放送予定のTHEカラオケバトルの【春のグランプリ】の出場者の中の天才アマ7人を一人ひとり聴き直してみたいと思います。実は、毎晩そうしているのですが・・。2月21日の同番組U-18歌うま甲子園【四天王】の4人目の竹野留里の高校卒業(4月から上京し、理系大学に進学予定)により、一つ空いた四天王位を獲得した【佐久間彩加】の誕生に至るいくつかの凄いドラマを振り返ってみます。最初に【四天王】のTOP2の超天才掘優衣(高二)のまさに絶壁の歌唱、絶唱についてです。彼女は何を歌っているのか、歌おうとして何を成し遂げたのでしょうか。まず、想いを歌うということです。彼女たちは故郷の地にあって、授業が終ると一目散にカラオケボックスに駈け込み、AI搭載の【カラオケマシン】と面と向かいます。決して好き勝手に虚空に向かって吠えているわけではないのです。そこには自ずと《カラオケ》という無数の【型】が個室に充満しています。そして、彼女たちは自分自身の生きてあり続ける【型】を秘かに選び取るのでしょう。言い換えると、何も無いところから【新しい自分】を掴み取ってゆくということです。ただ歌うのではなく、歌い上げるということです。彼女たちにとって《カラオケ》とは、それぞれの未来を確かなものとする一種のイニシエーションのようなものなのでしょうか。・・・《続く》
堀優衣 カバー 『あなたに逢いたくて』(原曲 松田聖子)
https://youtu.be/NXg-LS8H_EM?t=3
〃 『ORION』(原曲 中島美嘉)
https://www.youtube.com/9f65cb37-eeff-4c99-ac3b-8b7d7d152345